2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530242
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
亀坂 安紀子 (村瀬 安紀子) 青山学院大学, 経営学部, 助教授 (70276666)
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Keywords | 金融論 / 金融市場 / 投資家行動 / 行動ファイナンス / 証券市場 |
Research Abstract |
本年度の研究成果は、主に以下の3点となる。 1.日本における投資家行動の分析を月次パターンの分析へと拡張した論文「外国人投資家、国内機関投資家、個人投資家の株式売買に関する月次アノマリーの分析」は、9月に開催されたFP学会にて、第1回FP学会賞(優秀論文賞)を受賞した。この論文要旨、および、学会賞受賞については、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会から発行されている雑誌『FPジャーナル』の2006年12月号に特別企画として掲載されるとともに、日本金融新聞などにも紹介された。また、近日中には、FP学会から発行されている専門雑誌『ファイナンシャル・プランニング研究』に論文全文が掲載される予定である。 2.専門論文で明らかにされている日本における投資家行動について、初学者やFP実務家にもわかりやすく解説した執筆物をまとめた。この成果については、『パーソナルファイナンス研究』という書名の図書のひとつの章として、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会より刊行されている。本図書は、パーソナルファイナンスに関するわが国で初めての本格的な研究書と位置づけられており、担当章では、個人投資家の株式売買にあたって参考となると思われる投資家行動の情報について、直近までの研究成果にもとづき解説している。 3.他国における様々なタイプの投資家の行動パターンについても、分析を進めた。その成果の一部について、"lnvestor Expectations and Stock Market Movements"として日本ファイナンス学会にて報告するとともに、論文としてまとめた。論文の内容は、日本ファイナンス学会大会Proceedingsに掲載されている。 上記の研究成果以外にも、中国の株式市場における曜日効果の分析などを進めた。次年度以降は、それらの研究をさらに進めて公表してゆく予定である。
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