2008 Fiscal Year Annual Research Report
沖縄の地域特性を活かした知的財産マネジメント〜産学官連携モデルの比較研究〜
Project/Area Number |
18530282
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
大角 玉樹 University of the Ryukyus, 観光産業科学部, 教授 (80305177)
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Keywords | 産学官連携 / 知的財産 / イノベーション / 地域革新 / 沖縄 / TLO / コンテンツ |
Research Abstract |
本年度は最終年度であることから、最終報告書の作成に向けて、国内・海外の知的財産並びに産学官連携関連組織・研究機関・展示会等の視察を行ない、意見交換を行なった。 訪問・視察先は、産学官連携推進会議(京都)、クリエイティブ・コモンズ国際会議(札幌)、及び中国技術マネジメント国際会議(北京)であり、沖縄の地域資源(特許・コンテンツ・伝統芸能などの文化・地域ブランド・観光資源など)の事業化並びに県外・海外とのコラボレーションによるイノベーション創出の可能性について、比較検討を行なった。とりわけ、沖縄が観光立県を目指していることから、観光分野の高度人材育成を目的とした産学官連携の方向性として、ハワイ大学との連携、e-learningの高度利活用、知的財産に詳しい観光人材育成プログラムの開発に関する政策課題を整理した。さらに、今後予定されているIT津梁パーク構想や沖縄科学技術大学院大学構想の実施課程における産学官連携の意義、および知的財産マネジメントを中心とした政策提言をとりまとめた。 本研究は、産学官連携によるイノベーション創出の学術的分析を行なうと同時に、その成果を政策提言・政策評価という形で地域に還元することを目的としており、産学官連携並びに知的財産人材に乏しい沖縄において、政策担当者・実施機関の参考資料として利用される予定である。また、情報通信技術の活用による地域振興政策立案にあたり、デジタル・コンテンツ分野を理解できる専門家が少ないことから、本研究がその基礎資料として利用されることが期待されている。なお、ITの利活用による地域振興策、「沖縄マルチメディア・アイランド構想」実施過程における産学官連携の政策評価に関する論文は、2009年6月イギリス・グラスゴーで開催される国際会議、Triple Helix VIIで報告することが決定している。
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Research Products
(3 results)