2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530294
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
森田 道也 Gakushuin University, 経済学部, 教授 (10095490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海老根 敦子 駿河台大学, 経済学部, 教授 (30341754)
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Keywords | 国際共同研究 / 製造業事業所調査 / 製造企業の経営力 / 生産システム / 国際情報交換(日本、アメリカ、ドイツ、英国、イタリア、韓国、スウェーデン、スペイン、フィンランド) |
Research Abstract |
平成20年度の研究は、最終年度として追加調査の実施、成果を論文化ないし本としてまとめること、国際共同調査の再設計の検討が主眼であった。刊行ないし発表した内容は次ページの通り。追加調査に関しては、若干の企業へのヒアリングを行ったがフロント・エンド・ローディング(FEL)に関する方法論はいわゆるコンカレントエンジニアリングの延長という形での展開が主流で、本研究が意図しているより長期の開発や事業展開に関するFELでの展開は本研究協力者により示されたそのために方法論への関心と取り組みへの体制づくりに動きだすという状況で、これからの実践を踏まえて理論化するという段階でとどまった。最上流で様々な専門家が真の意味で事業の将来を描き、そのための様々な製品およびプロセス開発計画を立案し、それを実践する長期計画のベースにするというFELの展開は組織内の専門性の壁の克服と真の情報探索・評価という問題を抱えている。 国際共同調査に関しての検討が、2008年5月のアメリカのPOMS学会、さら同年8月に日本(学習院大学)で開催された第3回生産管理世界大会、2009年2月末にスペインのセビリア大学で行われた。内容的には前回の調査の不備などを鑑み、サプライチェーン関連、製品開発関連、戦略関連、持続可能性(Sustainability)への配慮を含めて大きな修正をおこうこととなった。しかしながら、データの継続性を踏まえて不変部分への配慮も重視することが確認された。なお、2008年後半から世界的に起こった同時不況の影響で製造業におけるプロセスなどのリストラが始まっており、その共同調査の実施は遅らすことを決定した
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Research Products
(7 results)