2006 Fiscal Year Annual Research Report
サプライチェーンにおける知識統合プロセス・モデルの構築と教育システムの開発
Project/Area Number |
18530311
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
中野 幹久 京都産業大学, 経営学部, 助教授 (70351690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋川 卓也 山梨学院大学, 経営情報学部, 助教授 (80367515)
島津 誠 専修大学, 商学研究所, 所員 (50424312)
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Keywords | サプライチェーン・マネジメント / ロジスティクス / 知識統合 / 需要予測 / オペレーション計画 |
Research Abstract |
1.知識統合型のロジスティクス概念に関連する諸概念、諸理論について、既存のサプライチェーン・モデルに関する文献調査を行った。具体的には、Lambertモデル、Bowersoxモデル、SCORモデル、VICSモデルなどについての評価を行い、本研究で構築するモデルの意義を検討した。 2.サプライチェーンにおけるパフォーマンスのトレード・オフ関係を考慮した上で、文献調査にもとづいて、暫定的なサプライチェーンのプロセス・モデルを構築した。 3.サプライチェーンにおける知識統合のプロセス・モデルを構築するために、企業内部門間における情報・知識の相互作用に焦点を当てて、企業へのインタビュー調査を行った。対象業種・回数は、家電1社・2回、食品2社・各1回、合計3社・4回である。調査では、どのような業務で部門間の相互作用が発生しているのか、各業務はどのように行われているのか、各部門はどのような管理指標を有しており、部門間の利害対立やパフォーマンスのトレード・オフが発生するのはどのような場合か、といった項目に関するインタビューを行った。 調査結果を踏まえて、モデルの構築は、(1)年間オペレーション計画の立案、(2)短期オペレーション計画の立案、(3)検証・改善に関する業務を中心に行うこととした。 4.中野、秋川および島津の3人による研究会議を計5回実施した。研究会議では、各メンバーの問題意識のすり合わせ、文献調査の結果についてのレビュー、インタビュー調査の事前準備および事後のレビュー、知識統合プロセス・モデルの検討、次年度の研究の方向性に関する議論を行った。 5.情報収集を目的として、経営情報学会(兵庫県立大学)、神戸大学ワークショップへ参加した。 6.次年度の予備調査として、スーパーマーケット1社へのインタビュー調査を行った。 7.今年度の成果を、研究協力者の大路延憲に報告し、アドバイスをもらった。
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