2008 Fiscal Year Annual Research Report
商業集積のアフォーダンスと業績に関する国際比較分析
Project/Area Number |
18530339
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
王 怡人 University of Marketing and Distribution Sciences, 商学部, 准教授 (20290538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 正明 明治大学, 商学部, 准教授 (30252381)
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Keywords | 商業施設の業績 / アフォーダンス / 状況的行為 / 国際比較 |
Research Abstract |
本研究は、商業集積の業績がなぜ異なるのか、その原因の究明をアフォーダンス理論から分析することを目的とした。その意義は、従来の立地条件説、アクセスコスト説に対して批判的検討を加えながら、これらの施設に対してマーケティング的な示唆を提供することである。この目的と意義を実現するために、各年度では下記の研究活動を行い、成果を出した。 18年度では、アフォーダンス理論の整理とマーケティング分野における応用の可能性を検討してきた。成果として「産業財企業のクリエイティビティについて-アフォーダンス理論の応用可能性への検討-」という論文を流通科学大学論集に公刊した。 19年度では、ケーススタディを中心に研究を展開した。竹村が広島・神戸・岐阜の大型ショッピングセンターの視察をし、王は台湾で好業績を上げた大型ショッピングモール「breeze center」のケース分析を行った。成果として「商業集積の業績に関するフレームワークの構築-台湾の事例を通じて-」という論文を流通科学論集に公刊した。 20年度では、今までの研究成果をまとめる作業を行った。そして、台湾では質問票調査を行った。412のサンプルが入手できて、その結果の分析が現在行われている。そして「『状況的行為としてのマーケティング』への試論」という論文を流通科学論集に公刊した。
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