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2006 Fiscal Year Annual Research Report

管理会計とリスクマネジメントの統合に関する経験的研究

Research Project

Project/Area Number 18530345
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

澤邉 紀生  京都大学, 経営管理研究部, 助教授 (80278481)

KeywordsBSC / リスクマネジメント / 戦略管理会計 / 内部統制 / COSO / ガバナンス / ERM / RAPM
Research Abstract

管理会計とリスクマネジメントの統合について、(1)先行事例について文献サーベイを行うとともに、(2)邦銀について行ったフィールド調査結果をまとめ、(3)会計プロフェッションが管理会計とリスクマネジメントの統合にむけて発揮しているイニシアティブについての聞き取り調査を行った。具体的には、(1)先行事例に関する文献サーベイでは、戦略管理会計とリスクマネジメントの展開について整理し、それぞれの技法間の構造的関係について多様なリスク概念が用いられていることに留意しながら一定の理解を獲得することができた。とくに、リスク概念として、戦略依存リスクとそうではないリスクを区別することが重要であるとの知見が得られた。(2)邦銀における管理会計とリスクマネジメント統合状況に関するフィールド調査では、東京三菱銀行米州本部(当時)に関する調査結果をまとめた。ここでは、制度環境の変化への対応として内部統制の充実が必要となり、内部統制のデファクトスタンダードであるCOSOのフレームワークが明示的な戦略の存在を自明視していたことが直接の契機となり、戦略明示化手段としてBSCの導入がはかられたこと、このような導入経緯がガバナンスの向上に戦略管理会計が用いられることにつながったこと、戦略管理会計とリスクマネジメントの統合がこの機会に進められたことが、明らかとなった。(3)会計プロフェッションの動向については、イギリスおよびマレーシアにおけるエンタープライズ・ガバナンスの実施状況について聞き取り調査を行った。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 管理会計の公共性 -外部報告と管理会計技法-2006

    • Author(s)
      澤邉紀生
    • Journal Title

      會計 169.2

      Pages: 16-35

  • [Book] 「国際金融規制の展開」本山美彦編著『世界経済論 -グローバル化を超えて-』102-120ページ2006

    • Author(s)
      澤邉紀生
    • Total Pages
      331
    • Publisher
      ミネルヴァ書房

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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