2006 Fiscal Year Annual Research Report
固定収益概念に依拠したマネジメント・コントロール・モデル構築のための研究
Project/Area Number |
18530361
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
鈴木 研一 明治大学, 経営学部, 教授 (80309674)
|
Keywords | 固定収益 / 変動収益 / 収益作用因 / 顧客関係性 / 企業価値 / イノベーション / 固定収益会計 / 非財務尺度 |
Research Abstract |
本研究における4つの研究課題に関わる研究実績の概要は,以下のとおりである. 研究課題I:固定収益の先行指標についての実証研究 固定顧客基盤を持つA社データの実証分析およびA社へのインタビュー調査を実施し,固定収益の先行指標について実証的・理論的に考察した.さらに,アンケート調査による非財務指標にもとづくマネジメントコントロールについての出版企画を立案し,来年度に出版することになった. 研究課題II:固定収益の財務的効果についての実証研究 A社データの実証分析およびシミュレーション実験を実施し,固定収益の財務的効果について対外報告(論文「固定収益化の及ぼす財務的効果についての考察」)をした. 研究課題III:固定収益とイノベーションとの関係についての実証研究 文献サーベイおよび月一回ペースでの実務家との研究会を実施し,固定収益会計とイノベーションとの関係を考察した.その結果を踏まえて,出版企画を立案,現在,出版社と交渉中である. 研究課題IV:固定収益概念に依拠したマネジメント・コントロール・モデルの構築 固定収益会計の理論フレームワークの検討,および導入事例の研究を実施し,対外報告(学会報告:2007.8.29.日本原価計算研究学会全国大会,2006.9.07日本会計研究学会全国大会統一論題,2006.10.26.第十二届中国財務学年会曁財務理論与国際論壇,論文:固定収益概念の適応可能性についての考察,顧客関係性評価のための収益概念)をした.
|