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2007 Fiscal Year Annual Research Report

中山間地域における超高齢化と集落の福祉機能の変動に関する比較調査研究

Research Project

Project/Area Number 18530437
Research InstitutionIwate Prefectural University

Principal Investigator

佐藤 嘉夫  Iwate Prefectural University, 社会福祉学部, 教授 (20073033)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浜岡 政好  仏教大学, 社会学部, 教授 (80066422)
Keywords超高齢化 / 中山間地域 / 集落の福祉機能 / 地域福祉システム / 町村合併
Research Abstract

(1) 集落機能の変化に関する基礎自治会アンケート調査を、福島県昭和村、三島町および比較対照群である島根県太田市において実施し、あわせて行政、自治会に対して詳細なヒアリング調査を実施した。自治会の担い手の減少、生活維持・防衛の個別責任化が進む中でも、過疎山村においては、市町村合併の動きと相俟って、むしろ客観的にも、住民の意識としてもサブシステムとしての集落への期待が強まっていることがわかった。
(2) 住民の集住形態が散居型である島根県では、「限界集落」化が進み、住民の危機意識が高く、比較的集落規模が大きく集合性が高い福島、岩手ではやや低いという結果がみられた。また、集落での具体的な地域活性化の取り組みは、地域条件よりも地域リーダーの考え方、リーダーシップに負うところが大きいという傾向がみられた。
(3) 市長村合併の影響という点では、合併後の自治体においては、とりわけ吸収合併においては、自治会連合の大規模化や中間組織(旧町村単位)での再組織化とも相俟って、いわゆる集落構造の「縁辺化」が進み、中心から遠隔になるほど、危機感や閉塞感が強まっている。
(4) 合併前もふくめて、比較的早くから高齢化が進んだ自治体においては、行政の集落支援が行われており、それが現在の集落活動の活性化につながっていると考えられる。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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