2007 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者福祉の場における対人援助技能習得プログラムの開発
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18530471
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| Research Institution | Kibi International University |
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Principal Investigator |
横山 奈緒枝 Kibi International University, 社会福祉学部, 准教授 (90319989)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 つや子 吉備国際大学, 保健科学部, 准教授 (00278996)
難波 悦子 吉備国際大学, 保健科学部, 講師 (30289201)
田中 共子 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (40227153)
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| Keywords | 高齢者 / 専門職 / 対人関係形成能力 / 医療・福祉 / 実習 / コミュニケーション教育 / 看護領域 / 作業療法領域 |
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| Research Abstract |
本年度は、昨年度収集した社会福祉・看護・作業療法領域3学科の専門職養成システムに関連する資料や文献を整理し、これらを題材に資格制度の課題や専門職者養成に関わるしくみについて検討を重ね、投稿論文の作成(2本)及び学会発表1回(日本社会福祉教育学会)に取り組んだ。
また、専門職者養成に携わる教員と高齢者福祉の実践者に対して実施した聞き取り調査及び参与観察調査内容の概要をまとめ、中間報告書(簡易製本)を作成し、調査対象者へ配付し、結果について公表するとともに、調査対象者から感想をうかがい、示唆を得た。
大学内における専門職者養成の課題点に沿いながら、高齢者福祉施設の実践者の専門的なスキル内容をKJ法によって分類した。456個のスキルは、「基本的コミュニケーション」、「理解を深める」、「状況把握・分析」、「問題への対応」に分類した。これを用いて、専門職者を日指す学生への技能習得プログラム「専門職の関わりスキル」の試案の作成を行なった。その内容は、「出会いのスキル」(2項目のスキル)と「関係継続のスキル」(10項目のスキル)の計12の共通基本スキルで構成した。また、これらの技能習得プログラムに呼応する「スキル尺度自己評価票」、「社会的スキル尺度票」、「振り返りチェックシート(自己評価)」、「振り返りシート」、「各スキルチェックシート(他者評価)」の5種類の評価票の試案の作成も行なった。
これら試案を用いて、学科ごとの演習を実施した。演習の実施にあたっては、事前に「人づきあい」に関するアンケートを3学科の学生全数を対象に調査を実施(有効回答681名)し、これを分析中である。これらの試案については20年度に演習と評価を継続し、内容の修正を重ねて、プログラム及び評価票の完成に向けていく。本年度の研究成果は今後、学会発表3件を行ない、投稿論文を作成していく予定である。
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