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2006 Fiscal Year Annual Research Report

社会集団の健康度診断とその事態研究

Research Project

Project/Area Number 18530485
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionUniversity of Shizuoka

Principal Investigator

西田 公昭  静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (10237703)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山浦 一保  静岡県立大学, 経営情報学部, 講師 (80405141)
渡辺 浪二  フェリス女学院大学, 文学部, 教授 (80159243)
角山 剛  東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (60160991)
Keywords集団健康 / 規範信念 / 多文化横断比較
Research Abstract

最初のステップとして、西田(2002,2003)によって開発された集団健康度チェック目録の114項目に、テロリズム集団構造の視点を加えながら全項目の再分析を実施しながら抽象度を高めた51項目に修正した集団健康度尺度(GHS)を開発した。続いて、この尺度の妥当性および信頼性の検討を行うため、大学生158名を対象に調査データを収集した。これらを統計分析した結果、まず、Chamberら(1994)の集団虐待尺度と高い相関関係がみられた。次にその尺度の因子構造を確認したところ、1)人権侵害、2)集団目標の最優先、3)心理操作、4)神秘的な崇拝であることが示され、アメリカでの結果と多少異なる点が認められた。また、集団健康度尺度51項目について因子分析を施した結果から、7因子が抽出された。それらの因子は1)集団の利益を過度に最優先すること、2)過度な忠誠心や服従を求めること、3)メンバーに心理的な脆弱性を作り出すこと、4)集団メンバーを過度に監視すること、5)集団の課題以外の事柄について強制すること、6)外集団への対処法を強制すること、7)自集団価値の絶対性を与えること、であった。なおこれらの項目において、平均値、標準偏差、項目間の相関、共通性の4視点からも検討し、妥当性と信頼性ともに十分確保できているとみなした。
次に、これら本邦における結果をもとに、異文化における集団における比較研究に着手し、スペイン、アメリカ合衆国における共同研究者を確保して協議を重ね、共同で調査する計画を進めた。そして、集団健康度尺度とともに、集団虐待尺度、心理的暴力尺度、集団影響力尺度を用いた多文化横断比較調査を実施するため、現在、各尺度の異文化適応の検討段階にある。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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