2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530487
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shimonoseki City University |
Principal Investigator |
横山 博司 下関市立大学, 経済学部, 教授 (80158378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 裕美子 下関市立大学, 経済学部, 助教授 (70305796)
岩永 誠 広島大学, 総合科学部, 助教授 (40203393)
中谷 隆 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (40155875)
金子 努 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (70316131)
細羽 竜也 県立広島大学, 保健福祉学部, 講師 (40336912)
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Keywords | 介護保険制度 / 介護支援専門員 / ワークストレス / バーンアウト / 対処方略 / 労働環境の変化 |
Research Abstract |
本年度は、研究を進めていくための基礎資料の作成を中心に実施した。本年度の第1の研究目的である「介護保険制度の見直しに伴う介護支援専門員のワークストレスの内容や程度の変化の検討」のための調査を実施した。平成16年度に介護支援専門職員を対象に行った調査項目(バーンアウト尺度、ストレス尺度、対処方略尺度)に加えて、平成18年4月の介護保険制度改正前と改正後の労働環境の変化を測定するための尺度を作成して調査を実施した。 調査は郵送法によって行い、広島県下800ヶ所の介護支援事業所に対して約4000部を配布した。回収率は約40%であった。現在、分析のための基礎データ作成の準備を行っている。その基礎データを基にして介護保険制度の変更に伴い、制度内容の変化が、介護支援専門員のワークストレスの内容や程度にどのような変化を与えたかを検討する。前回の調査では、介護支援専門員のワークストレス因子として、「職務役割の曖昧さ」「職場の支援体制の不備」「利用者対応の困難さ」の3因子が得られたが、制度内容の変化に伴い、これらの問題が、解決される方向に進んでいるのか否かを分析する予定である。 第2の研究目的は「わが国における女性のワークストレスの原因や特徴を調べるために女性の就業環境が整い、多くの女性が就業しているスウェーデン、オランダの労働環境の調査」であった。本年度は、スウェーデンを中心に資料の収集を行った。研究分担者がスウェーデンに直接赴き、一次資料の収集とヒアリングを行った。女性のワークストレスに関する全般的な統計資料や報告書を入手した。現在、翻訳を行いながら資料整理を行っている段階である。
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