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2007 Fiscal Year Annual Research Report

対人関係の親密化と崩壊の過程でのメタ認知の文化差-日米の比較-

Research Project

Project/Area Number 18530488
Research InstitutionTokiwa University

Principal Investigator

宮本 聡介  Tokiwa University, 人間科学部, 准教授 (60292504)

Keywords対人関係 / メタ期待 / 社会的自尊心 / 友人関係ネットワーク
Research Abstract

本研究の目的は,友人関係に対する日米の意識を比較し,その差異を明らかにすることであり,18年度は主にI文献的検討の継続,II米国研究協力者との打ち合わせ,IIIメタ期待理論の整理が予定されていた。
I文献的検討は,平成18年度も継続的に実施した.II米国研究者との打ち合わせを2月に実施するため,日本国内で新たに調査を行った.この調査では友人関係のネットワークの大きさと,自尊心との関連が検討され,有意な相関が見出された.この知見を米国研究協力者に報告し,今後の研究の方向性について再確認を行った.ここで議論された主要なテーマは,友人関係ネットワークの大きさが自尊心に影響を及ぼすとしても,たとえば集団主義傾向の強い日本人では社会性と関係した自尊心(対人関係の巧さに対する自己評価)が米人より高いのに対して,個人主義傾向の強いアメリカでは,<個人の能力と関係した自尊心が日本人よりも高くなるのではないかという意見が交わされた.また,友人関係ネットワークの大きさの指標として,携帯電話に登録されているメモリー数が有効ではないかということも議論された.平成20年度には,前述の知見を調査研究によって明らかにするための調査を実施することが確認された.これにより,IIIメタ期待理論の整理内容として,対人関係が個人の自己評価にもたらす影響についても検討することとなった.
平成18年度は,海外研究者との打ち合わせのための渡航費,データ整理のための人件費が主たる出費であり,ほぼ予定通り費用を消化した.

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 親しくない友人が「友人」でありうる条件2007

    • Author(s)
      宮本 聡介
    • Organizer
      日本社会心理学会
    • Place of Presentation
      早稲田大学
    • Year and Date
      2007-09-23

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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