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2008 Fiscal Year Annual Research Report

対人関係の親密化と崩壊の過程でのメタ認知の文化差 -日米の比較-

Research Project

Project/Area Number 18530488
Research InstitutionTokiwa University

Principal Investigator

宮本 聡介  Tokiwa University, 人間科学部, 准教授 (60292504)

Keywords対人関係 / メタ認知 / 社会的自尊心 / 社会的ネットワーク
Research Abstract

本年度行われた調査での主要な目的は,個人が所属する友人ネットワークの大きさが社会的自尊心に与える影響を明らかにし,またその影響に関する日米の相違を指摘することであった.主な仮説は以下の3つに要約できる.仮説1.研究仮説:個人が持っている社会的ネットワークの大きさが大きいほど,社会的自尊心(以下自尊心)が高くなるだろう.調査仮説1:推定された友人数と自尊心との間には有意な正の相関がみられるだろう.調査仮説2:携帯電話メモリーへの登録数が多い者ほど,自尊心が高いだろう.仮説2.研究仮説:友人からの単なる受容でっながったネットワークよりも,相互コミュニケーションを伴った友人関係のネットワークが大きいほど自尊心は高いだろう→調査仮説:推定された友人数と自尊心の相関よりも,携帯メモリーの登録数と自尊心の相関のほうが高くなるだろう(携帯に登録された情報の交換は,基本的に相互コミュニケーションを必要とするから)仮説3.集団主義,相互協調的自己観,安心社会などに形容される日本文化は,より社会的ネットワークを重視する文化ゆえ,社会的ネットワークの大きさと社会的自尊心の相関関係は,アメリカ人よりも強いだろう.日本での調査は5月〜7月に実施された.アメリカでの調査は11月〜12月に実施された.分析の結果,仮説1,仮説2は支持された.仮説3については仮説を支持する明確な結果を得られなかった,しかしながら,携帯利用行動とソーシャルネットワーキング行動とを比べると日米の友人形成過程に顕著な違いが見られた.本年度2月にはこれらの結果を,共同研究者であるプリンストン大学のSusan Fiske教授に報告した.

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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