2008 Fiscal Year Annual Research Report
ピア・サポート及びソーシャルスキル教育の実践評価の相互メタ評価による検討
Project/Area Number |
18530511
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
戸田 有一 Osaka Kyoiku University, 教育学部, 准教授 (70243376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮前 義和 香川大学, 教育学部附属教育実践総合センター, 准教授 (40325329)
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Keywords | ピア・サポート / ソーシャルスキル教育 / 実践評価 / 相互メタ評価 / いじめ / 実践評価モデル |
Research Abstract |
計画最終年度である平成20年度は、実践評価モデル論文の執筆・投稿及び、面接調査の引き続きの実施、ならびに調査結果のまとめを計画し、以下のように実施した。 (1)実践評価モデル論文の執筆・投稿 昨年度までの実践校訪問や面接調査及び国内外の研究者との議論の成果を、実践評価モデルに関する論文として、研究代表者と研究分担者の共同でまとめた。すでに書きあがっている部分に、新たな実践評価論文からの知見や、統計の専門家の見解をもとに加筆・修正を行った。その論文を2009年1月に学術誌「ピア・サポート研究」に投稿し、採択された。今年中に刊行される予定である。 (2)面接調査の引き続きの実施 多様な評価手法と内容に関する面接調査を、昨年度に引き続き実施した。ピア・サポート実践に関しては6名、ソーシャルスキル教育に関しても4名の実践者に、評価研究の実施に際しての留意事項を複数回の面接実施によって尋ねた。また、聴き取りの内容を整理したうえで、実践者3名とのブレーンストーミング的な検討会を行った。実践上のさまざまな配慮点を聴き取ることができたが、ピア・サポート実践の評価研究については、「対照群をもうけるべきかどうか」については意見が分かれた。 (3)調査結果のまとめ ピア・サポートとソーシャルスキル教育の両方についての面接調査結果の検討会を行った。今後、成果報告書にまとめるだけではなく日本教育心理学会・国内学術誌等で発表する予定である。また、ピア・サポート等がいじめ防止の目的もあることから、別に発表したいじめ研究とも深く関連している。
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