2006 Fiscal Year Annual Research Report
母親の対人的楽観性の変容が幼児の対人行動の改善に及ぼす効果
Project/Area Number |
18530549
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
澤宮 容子 立正大学, 心理学部, 教授 (60310215)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田上 不二夫 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50015898)
|
Keywords | 楽観性 / 悲観性 / 帰属様式 |
Research Abstract |
目的 親の楽観性と子どもの社会性との関連について明らかにする。 方法 <対象者> 幼稚園・保育園3園の園児とその母親117名。 <材料(質問紙)> a)楽観的帰属様式尺度(澤宮・田上、1997b) b)養育態度尺度(鈴木ほか、1985) c)幼児用社会性尺度(澤宮、1998) <手続きの概要> 幼稚園の園の母親を対象に質問紙a、bを実施した。また園児の担任教諭を対象にそれぞれの園児について質問紙cを実施した。並行して園児を対象とした自然観察を行った。 結果と考察 本研究では、親の楽観性だけではなく、親の養育態度をも同時に取り上げ、各々が子どもの社会性とどの程度関連をもつのか、相対的な重要度を検討した。データの分析は、3つの測定値が親子ペアとなってそろっている80組(男児30名、女児50名)を対象に行なった。その結果、子どもの社会性と母親の楽観性とは正の相関があり、子どもの社会性は、母親の養育態度よりも母親の楽観性との関連が高いことが明らかになった。
|
Research Products
(1 results)