2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530586
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
水原 克敏 Tohoku University, 大学院・教育研究科, 教授 (00124628)
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Keywords | 専門職大学院 / 教員免許法改正 / 教員評価 / 新課程 / 不適格教員 / 教員養成カリキュラム / 実践的資質 / 教員養成大学 |
Research Abstract |
(1)主として最近15年間の教員養成政策の動向についての分析と考察をした。(2)教員免許法改正の意味と課題についても追究した。(3)教員研修の整備については、専門職大学院を初めとする大学側の対応を調査した。(4)教員評価については、今後とも実態を調査する必要があり、目下継続中である。以上の動向をふまえて、(5)教員養成大学のカリキュラム改革と実践の展開について一定程度調査をしたが、その(6)教員養成教育の評価については、まだ、十分にはできていない状況である。教育政策は、専門職大学院問題をはじめ、実践的資質形成の観点から、新たな教員養成のあり方を要請しているが、そのカリキュラムについては、いまなお未成熟な研究段階にあるので、これまでは、各教員養成大学で開発されてきたカリキュラムとシラバスについて収拾した。政策の動きが急で、各大学は、ひとつのカリキュラムが落ち着かないままに、次次とカリキュラム改革が迫られている状況にあるので、それらの実践的模索と試行錯誤について聞き取りを中心に実態調査をした。資料収集にとっては幸いなことに、各大学とも自己評価報告書あるいは認証評価結果を公表しているので、それを入口により豊かに収集をすすめることが可能になっている。また、実践的資質形成が求められていることで、教員の職務内容の聞き取り調査もしているが、これが教員養成の在り方を見直す上で貴重な情報となっているので、今後とも、教員の職務内容の聞き取り調査を進めていくつもりである。
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