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2007 Fiscal Year Annual Research Report

大学のカリキュラム開発とインスティチューショナル・リサーチの有機的連携に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18530598
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

鳥居 朋子  Kagoshima University, 教育学部, 准教授 (10345861)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中井 俊樹  名古屋大学, 高等教育研究センター, 准教授 (30303598)
Keywordsカリキュラム開発 / IR / 高等教育 / 評価システム
Research Abstract

研究の第2年度として、第1年度の成果をふまえ、米国及び豪州での現地調査を行った。米国では、ワシントン大学を訪問し(2007年6月)、データに基づく教育改善のシステムを調査した。とくに、インスティチューショナルリサーチ(IR)と部局におけるカリキュラム開発との連関に関する実態調査を行った。とりわけ、IRの専門部署及びカリキュラム評価の担当者へのヒアリングをもとに、大学における教育の質向上やカリキュラム開発に有効な各種調査の内容、評価指標・データ・情報、カリキュラムの開発に資するデータ及び情報リソースとしてのIRの特質、カリキュラムの開発とIRとの連携等の特質を明らかにした。その成果の一部を、研究論文「米国の大学におけるカリキュラムマネジメントーワシントン大学シアトル校のデータに基づく教育改善システム-」(『季刊教育法』第154号、2007年)にまとめた。豪州では、シドニー大学の教育の質向上及びカリキュラム開発の支援部門を訪問し(2007年11月)、データに基づく教育改善のシステムに関する調査を行った。その成果の一部を、日本教育制度学会で発表し(「大学におけるデータに基づく教育改善システムの構築にむけた組織的連携-米国・豪州の事例を手がかりに-」)、さらに研究論文「豪州シドニー大学における『原理と実践』に基づく教育改善の取り組み」(『鹿児島大学教育学部紀要』第59巻、2008年)にまとめた。本研究では、IRの組織的機能だけではなく、カリキュラム開発を含む教育改善の組織的な連携体制についても解明した。ことに、米国の大学では、IRの機能と「教職員の資質向上(FD)」や「計画及び評価」という機能との連携をはかりながら、根拠データに基づいた部局レベルの教育改善を推進していることが実証的に解明された。以上の現地調査の成果をふまえ、2ケ年の研究で得られた知見を最終成里報告書にまとめた。

  • Research Products

    (3 results)

All 2008 2007

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 豪州シドニー大学における「原理と実践」に基づく教育改善の取り組み2008

    • Author(s)
      鳥居 朋子
    • Journal Title

      鹿児島大学教育学部紀要 59

      Pages: 297-314

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 米国の大学におけるカリキュラムマネジメント-ワシントン大学シアトル校のデータに基づく教育改善システム-2007

    • Author(s)
      鳥居 朋子
    • Journal Title

      季刊教育法 154

      Pages: 54-65

  • [Presentation] 大学におけるデータに基づく教育改善システムの構築にむけた組織的連携-米国・豪州の事例を手がかりに-2007

    • Author(s)
      鳥居 朋子
    • Organizer
      日本教育制度学会第15回大会
    • Place of Presentation
      東京学芸大学
    • Year and Date
      2007-11-10

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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