2006 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成カリキュラムにおける「いのち」の教育-教育内容の構造化と教授法の検討-
Project/Area Number |
18530604
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
鈴木 真由子 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (60241197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 正子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50379319)
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Keywords | 教員養成 / 大学 / 教師教育 / カリキュラム / 「いのち」の教育 |
Research Abstract |
本年度は、教員養成カリキュラムにおける「いのち」の教育内容の構造化を図るべく、そのベースになる調査を中心に研究を進めた。 まず、関連する国内外の文献を収集・分析し、教員養成カリキュラムのあり方に関する共通理解を深めた(全員)。また、教員養成系大学・学部のWebサイトで公開されているシラバスを用いて、教員養成カリキュラム全体を通して「いのち」に関わる授業がどのように開講されているのか、データを収集した(主に研究代表者)。公開されていない一部の大学・学部のシラバスについては、入手できる範囲において冊子を取り寄せ、同様の観点で調査した。関連するキーワードとして「生」「性」「死」「いのち(命・生命)」を設定し、これに基づいて検索を行った。その結果、ヒットした授業の多くは、理科教育(生物)や保健体育の専門科目であり、「いのち」の教育に直接関わると考えられる授業はほとんど開講されていないことが確認された。なお、詳細な分析については、来年度実施する予定である。また、来年度行う予定のアンケート調査に備え、調査票の設計にも着手した。 本年度は、「いのち」の教育について広く意見を求めるため、児童相談所等の医療・福祉関連施設の職員6名を対象にしたヒアリング調査を実施した(主に研究分担者)。日程は、2006年10月21日(大阪)である。ヒアリング対象者には、事前に研究目的・ヒアリング内容をよく説明し、同意を得たうえで実施した。医療・福祉の専門的立場で、ケアの視点から子どもの「いのち」についてそれぞれの考えをうかがったほか、学校で「いのち」の教育を実践する場合の意見や要望について尋ねた。この結果を踏まえ、来年度も、継続してヒアリング調査を実施する予定である。
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Research Products
(5 results)