2008 Fiscal Year Final Research Report

Empirical Research on Private Universities and Higher Education Policy during the Wartime in Japan

Research Project

Project/Area Number	18530652
Research Category	Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
Allocation Type	Single-year Grants
Section	一般
Research Field	Sociology of education
Research Institution	Nagoya University
Principal Investigator	ITOH Akihiro Nagoya University, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (60193471)
Project Period (FY)	2006 – 2008
Keywords	教育政策 / 戦時期 / 私立大学
Research Abstract	戦時期の私大が、政府の統制や戦争によるさまざまな影響をうけた"被害者"であったという、これまで定説化している見方は事実の反面しか捉えていない。本研究の結果として、とくに戦時期の前半期を中心に、志願者バブル的な状況のなかで私大は成長を謳歌し、また戦時期を通して政府の統制はしばしば考えられているほど全面的でも苛烈でもなく、むしろ政府はこの時期に私大の助成にのりだしていたのであり、またそうしたなかで私大が成長するさまざまなチャンスも存在していたことが明らかになった。