2007 Fiscal Year Annual Research Report
数学を学ぶ意義を実感させる「副読本」の開発とその活用に関する研究
Project/Area Number |
18530693
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
熊倉 啓之 Shizuoka University, 教育学部, 教授 (00377706)
|
Keywords | 副読本 / 数学教育 / 教材開発 / 数学を学ぶ意義 |
Research Abstract |
1.研究の目的 本研究の目的は,「数学を学ぶ意義を実感させる」という観点から,中学校数学のカリキュラムを見直し,数学を学ぶ意義を実感させるための指導として,「副読本」を開発して活用し,数学教育改善のための提言を行うことである。 2.研究の概要 研究目的を達成するために,3年間を通して研究を進める計画である。2年目の19年度においては,1年目に引き続き教材の収集、開発を行い,それらを整理して,「数学を学ぶ意義」を実感できるような「副読本」(原稿)を作成した。具体的に進めた内容は,次の通りである。 (1)大学附属学校の中学校数学科教員4名を昨年度に引き続き研究協力者として研究グループを組織して,年間3回(6/15,11/27,2/22)の会合を持ち研究を推進した。 (2)「副読本」作成に向けての教材に関して,18年度に収集した資料を研究グループで検討し,整理、統合した。 (3)不足する単元の資料について,さらに,関連図書、文献、指導書等を購読したり,国内外の研究会や研究機関に出向いて,資料を収集し教材化した。 ・日本数学教育学会全国大会(8/1〜8/3),日本数学教育学会論文発表会(11/3、4) ・フィンランドの授業参観教科書、教材収集 (4)(2),(3)で教材化したものを基に,「副読本」(原稿)を作成した。 3.今後の計画 3年目は作成した「副読本」を中学校で活用して,活用方法について検討する。
|
Research Products
(4 results)