2006 Fiscal Year Annual Research Report
芸術教育ワークショップの検討と実施-社会構成主義パラダイムによる学びの実相
Project/Area Number |
18530697
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
桂 直美 三重大学, 教育学部, 教授 (50225603)
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Keywords | ワークショップ / 社会構成主義 / クリエイティブライティング / 美的教育 / 教育的鑑識眼と教育批評 |
Research Abstract |
研究協力者、テキサスA&M大学文学部教授Chuck Taylorとともに、Creative Writingのワークショップにおける学びを研究した。 Dr.Taylorが行った2006年度秋学期の大学院生を対象としたワークショップの前半部分に(6週間分)について、参加観察を行い、受講者の内8名に非構造化インタビューを行った。また、フォーカスグループインタビュー(1件)を行った。現在それらのナラティブ分析を行っている。また、研究参加者(ワークショップ受講者)8名中3名を抽出し、ワークショップ期間中の創作(文学作品)と、ワークショップを通した作品の推敲過程を検討し、授業実践者(Taylor, C)による評価を行った。現在、日本の中等教育において応用実践研究をおこなうためのプロトタイプとしてまとめる作業を行っている。 また、予備調査のデータに基づいて、Dr.Chuck Taylorとの共著論文"The Workshop Way to Learning : Aesthetic Experience in the Classroom"をまとめた。学会発表予定で、現在申請準備中である。 メタ理論としての社会構成主義については、主としてガーゲンの社会構成主義を文献を通して検討した。 2008年度は三重大学附属中学校の川島雅樹教諭の授業および、附属小学校の伊東玲教諭の高学年の授業においてワークショップの実践研究を行う予定であり、川島教諭、伊東教諭との打ち合わせを始めた。
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