2007 Fiscal Year Annual Research Report
青木實三郎による「想画」の図画教育実践に関する実地調査研究及び電子データ化
Project/Area Number |
18530709
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
佐々 有生 Shimane University, 教育学部, 教授 (50284336)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
都築 邦春 埼玉大学, 教育学部, 教授 (60006583)
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Keywords | 青木實三郎 / 想画 / 横田町 / 聞き取り調査 |
Research Abstract |
本調査研究の初年度(平成18年度)は、事前調査として位置づけ、著述・書画・児童画・人物等、青木にかかわる「ひと」・「もの」・「こと」等の全般にわたって詳細な現地取材等による実地調査を行うこととし、そのための機材等の準備をし実施した。具体的な研究実績としては、実地調査のための関係機材等のハード面の整備と実地調査が主なものになった。そして、できる限り自らが現地に出かけて実際的な取材による調査を行い実地に確かめること、また、いくつかの貴重な資料を収集すること等が一定程度の成果になった。 本調査研究の2年目である本年度(平成19年度)は、前年度の現地取材等による実地調査に基づき、研究室において取材した資料等の整理・分析等を行ってきた。具体的には、ビデオ・カメラ等による聞き取り・実際の映像記録、未発表原稿等の整理・分析である。とりわけ、未発表と考えられる原稿は、自筆のため判読に苦しむ箇所が多くあった。年度内に自筆原稿全ての電子データ化は果たせなかったが、引き続き時間はかかっても可能な限り原稿を忠実に読み取る作業は続けたいと考えている。 一方で、本年度、青木の実践にかかわる多方面の取材を行う予定だったが、資料の電子データ化に時間が取られ十分には取り組めなかった。来年度は最終年度になるが、報告書の作成とあわせてできるだけ青木の実践と関わる人物・文献等の調査を並行的にすすめ、まとめたいと考える。
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