• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

算数教育における乗除法問題の解法に関する教授学習過程の分析と指導法の開発研究

Research Project

Project/Area Number 18530715
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

長谷川 順一  香川大学, 教育学部, 教授 (90172890)

Keywords算数 / 四則計算 / 誤ルール / 特別支援教育
Research Abstract

小学校第1〜6学年の児童(653名)を対象として実施した算数基礎テストの結果を分析した。特にその中で第1〜4学年用のテストについて計算問題に対する児童の反応を誤ルールの適用の観点から検討した。本算数基礎テストは算数を苦手とする児童の早期発見と指導計画立案のための基礎資料を得ることを目的としたものであり児童による誤ルールの適用を系統的に探索することを目的としたものではなかったが、計算結果をみると誤ルールを保持していると思われる事例がいくつか見られた。多位数の乗除計算では数の合成分解、数の相対的な大きさの判断、基礎的な加減法や乗法九九などを総合して用いる必要があることから、乗除法を扱うに先立って加減法の基礎を確実なものとしておく必要がある。また算数基礎テストの結果を資料とし、香川大学教育学部特別支援教室で通級指導を受けている児童に対する加減法の筆算指導についての事例研究を行った。これらの結果をもとに、個別指導のために算数基礎テストを用いて児童の算数に関する知識技能の見取りを行う場合の留意点について検討した。
算数基礎テストについては、現在、香川大学教育学部特別支援教室において改訂作業を行っており、この年度末には小学校第1〜3学年の児童を対象とした試行版を作成し試験的に実施した。次年度にはこの結果をもとにテスト問題にさらに検討を加えるとともに、第4〜6学年の児童用のテストを開発する。それによって本研究が目指している児童の乗除法計算の様相の把握と指導法の開発を進めることを予定している。

  • Research Products

    (3 results)

All 2007

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 小学校算数における四則計算に関する誤ルールの適用事例の検討2007

    • Author(s)
      長谷川順一
    • Journal Title

      科学大学教育実践総合研究 第14号

      Pages: 51-60

  • [Journal Article] 事例研究:指を用いて計算を行う小学校第2学年の児童に対する筆算による加減計算の指導-特別支援教室「すばる」での実践-2007

    • Author(s)
      長谷川順一
    • Journal Title

      科学大学教育実践総合研究 第14号

      Pages: 61-69

  • [Journal Article] 算数基礎テストの開発と実施事例2007

    • Author(s)
      長谷川順一
    • Journal Title

      香川大学教育学部特別支援教室すばる 2006年度研究紀要

      Pages: 30-34

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi