2006 Fiscal Year Annual Research Report
「持続可能な開発のための教育の10年」に留意した国際理解教育のカリキュラム開発
Project/Area Number |
18530727
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Bunkyo University |
Principal Investigator |
今田 晃一 文教大学, 教育学部, 講師 (40342969)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
手嶋 將博 文教大学, 教育学部, 講師 (90364736)
青木 務 神戸大学, 発達科学部, 教授 (30093173)
多田 孝志 目白大学, 外国学部, 教授 (50341920)
浅野 信彦 文教大学, 教育学部, 講師 (80383214)
井上 雅文 東京大学, アジア太平洋生物資源環境研究センター, 助教授 (20263155)
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Keywords | ESD / 国際理解教育 / アウトリーチ教材 / カリキュラム / 教員研修 |
Research Abstract |
ESDは,「持続可能な開発のための教育の10年」というタイトルに教育が入っているにもかかわらず,学校教育における知名度はまだまだ低いものがある。そのため,本研究ではまずはこのESDの概念およびそのためのカリキュラム開発の手順を理解するための教育研修を行い,実態を把握することを研究の最初の目的とした。そのためのテキストを作成し,国立民族学博物館との連携により平成18年8月に33名を対象とした教員研修を行った。その際,作成したテキストは,国際理解教育の理念,ESDの理念,具体的な学習プログラム,教材開発およびカリキュラム開発の手順を習得できるものとして好評を博し,学校からの問い合わせもあり,全300部すべてが配布済みとなった。 また,ESDの具体的なカリキュラムとしては,博物館アウトリーチ教材のコンセプトを応用し,ESDアウトリーチ教材を開発した。これは文教大学の学生と,奈良県香芝西中学校との連携による共同開発で,中学生およぶ大学生の感性を重視したものを開発することができた。開発したESDアウトリーチ教材は,まずは香芝市の小・中学校の文化祭で展示され,様々な評価を受けることもできた。これらの成果は,日本教材学会でも発表した。また,この開発したESDアウトリーチ教材は,マレーシアでの実践を想定した日本文化紹介の視点が入っていることで学習者の学ぶ意欲を高め,取り組む必然性を実感できる状況の設定がうまく機能したことがポイントであった。この教材は,来年度実際にマレーシアで実践を行うために,マレーシア工科大学人間開発部講師のクマラグル氏とのその計画と打ち合わせを行い,来年度の研究が潤滑に進むように準備を行った。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] 実践事例のデータベース化2006
Author(s)
今田晃一
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Journal Title
2003〜2005年科学研究補助金(基盤研究(B) (1))課題番号15330195 『グローバル時代に対応した国際理解教育のカリキュラム開発に関する理論的・実践的研究』研究成果報告書(研究代表者 : 多田孝志)第1分冊 1
Pages: 271- 278
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