2007 Fiscal Year Annual Research Report
「持続可能な開発のための教育の10年」に留意した国際理解教育のカリキュラム開発
Project/Area Number |
18530727
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Research Institution | Bunkyo University |
Principal Investigator |
今田 晃一 Bunkyo University, 教育学部, 准教授 (40342969)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
手嶋 将博 文教大学, 教育学部, 准教授 (90364736)
多田 孝志 目白大学, 外国語学部, 教授 (50341920)
浅野 信彦 文教大学, 教育学問, 講師 (80383214)
井上 雅文 東京大学, アジア太平洋生物資源環境研究センター, 准教授 (20263155)
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Keywords | ESD / 国際理解教育 / アウトリーチ教材 / カリキュラム / 教員研修 |
Research Abstract |
本研究では、まずこのESDの概念および、そのためのカリキュラム開発の手順を理解するための教育研修を行い、実態を把握することを研究の最初の目的とした。そのためのテキストを作成し、国立民族学博物館との連携により平成18年度と同様、平成19年8月に6日と7日の2日間にわたっておおがかりな教育研修を行った。その際、作成したテキストは、国際理解教育の理念、ESDの理念、具体的な学習プログラム、教材開発およびカリキュラム開発の手順を習得できるものとして好評を博し、学校からの問い合わせもあり、全300部すべてが配布済みとなった。そのため、本年度の費用のうち、このテキストの作成代が多くを占めたが、とても好評で多くの先生方から後日コピーによる配布を希望された。そのため、急遽30部をコピーし、配布した状況である。このワークショップの成果は、日本国際理解教育学会の年次大会で発表するとともに、同学会誌の研究論文として掲載された。 また、ESDの具体的なカリキュラムとしては、博物館アウトリーチ教材のコンセプトを応用し、ESDアウトリーチ教材を開発した。昨年度は、文教大学の学生と、奈良県香芝西中学校との連携による共同開発であったが、それを同じ校区の鎌田小学校も実践に参加し、小学校なりのESDに留意した博物館アウトリーチ教材を開発した。これらの教材は、香芝市の小・中学校の文化祭で展示され、高い評価を受けることもできた。これらの成果は、日本教材学会でも発表し、論文も投稿した。現在査読の結果により、掲載の通知が届いている。また、この開発したESDアウトリーチ教材は、マレーシア工科大学人間開発部講師のクマラグル氏に送るとともに、マレーシアでの中学生に対しての実践と評価を得ることができた。今後この研究は、日本とマレーシアの中学生および小学生が交流しながら互いの国の文化と風土を紹介するアウトリーチ教材を作成し、交流することで発展的に展開している。
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Research Products
(5 results)