2006 Fiscal Year Annual Research Report
全教科の学習に生きる国語学力の育成と定着に関する基礎的研究
Project/Area Number |
18530732
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
浜本 純逸 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90033547)
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Keywords | 地域教育課程案 / 小・中基底教育課程 / 国語力 / 全教科の学習 / 学習基本語彙 / コア・カリキュラム / 国語科総合単元学習 |
Research Abstract |
下記の研究論文を発表した。 題名 教育課程編成(1950年前後)における地域の自立 --東京都・埼玉県「基準教育課程」構想と言葉の教育-- 発表誌 『国語教育史研究 第6号』 国語教育史学会 2006年6月30日 A4版 10頁 概要 教育の民主化を目指した地域教育課程作りは、東京都並びに埼玉県の場合、1949年頃から始められ、まず地域に即した教育目標を策定し、ついで文部省の指導に学ぶとともに現場の実践の先進的な部分を取り入れつつ、広く一般的に実践可能な指導内容がまとめられたことを明らかにした。国語科教育の面では、(1)言語生活力を育てる充実したカリキュラム、(2)生きて働く力を育てる作業単元(文集作り、など)の設定、などに地域の実践に基づいたカリキュラム構想力を見出した。 今後の課題としては、これまでに収集した各県および市町村自治体レベルの「基底教育課程案」の詳細な分析をして、全教科の学習を支える国語学力を、学習基本語彙及び教育基本語彙として析出していくことである。
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