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2006 Fiscal Year Annual Research Report

特別支援教育と教科教育の融合によるオモチャ・教材の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18530743
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionMiyagi University of Education

Principal Investigator

村上 由則  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (90261643)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水谷 好成  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (40183959)
Keywords重度運動障害 / 代替コミュニケーション / 脊髄性筋萎縮症 / 情報通信技術 / 特別支援教育
Research Abstract

1.オモチャ・教材の開発について
(1)SMA児2名:前年度までの萌芽研究の成果を踏まえ、運動機能に重い障害があっても操作可能なスイッチを作製し、ノートブック型コンピュータに「できマウスシステム」を介して接続した。コンピュータには、Yes-Noの2選択が可能な自作ソフトウエアをインストールしてある。スイッチ動作は2チャンネルとし、左右の指の動作による選択(ON)によるYes-Noと、スキャンによる選択(ON)によるYes-Noのいずれにも、ソフトウエア的に切り替えが可能である。
1名の対象児では、基礎疾患の変動により十分な教育的支援ができず、選択場面への反応は不安定である。しかし、もう1名の対象児は、担当教員による日常的な教育的支援場面に、Yes-No選択場面とスイッチシステムを活用しており、組織的観察場面でも安定した反応が観察されるようになった。
(2)病弱養護学校高等部に在籍する重度運動障害の生徒を対集に、インターネットを介してのソフトウエア開発の支援を開始する準備を行った。メール環境により、大学と入院先の病室を接続し、開発の前提になるメールによる情報交換が可能となった。
2.領域融合のカリキュラムの検討について
研究者村上が担当する特別支援教育領域の学生が、研究者水谷が所属する技術科教育領域の教員の指導のよりオモチャや木工製作を手がけ始めた。一方、水谷の担当する技術化教育領域の学生が、村上の障害児支援の研究フィールドの対象児の状況を観察し、スイッチ及びソフト開発を具体的に進めることができた。これら相互の学生指導の交流は、当該学生を対象としたインタビューによると学修・研究活動を促進した。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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