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2007 Fiscal Year Annual Research Report

読字障害の視覚効率の評価及び援助プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 18530752
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

永松 裕希  Shinshu University, 教育学部, 教授 (60324216)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上村 恵津子  信州大学, 教育学部, 准教授 (30334874)
小島 哲也  信州大学, 教育学部, 教授 (80153534)
田巻 義孝  信州大学, 教育学部, 教授 (50090428)
Keywords読字障害 / 視覚効率 / 眼球運動 / Visagraph II
Research Abstract

本研究は,学習障害を中心とした発達障害児の読み能力に関連する視覚の問題に焦点を当て,その改善を図るための評価ツールおよび援助プログラムを開発することを目的としている。
本年度は、読み能力と視覚効率について、簡易型眼球運動検査(DEM)と瞳孔-角膜反射法に基づく赤外線照射型のVisagraphIIを小学校4年児童を対象に実施し、読み困難と眼球運動についてFixation、Regression、及びRate with comprehensionから分析した。
[方法]対象児:小学校5学年児童41名(男子22名、女子19名)
1)視覚効率:VisagraphII(Taylor社、2000)
2)読み能力:読み能力診断テストC型:評価項目は「速読」「読解」「読字」「単語」であった。
[結果の概要]読みテストの「速読」における低得点群(n=12)児童を対象に分析した。分析に際してFixationの時間的・空間的要素であるDurationとSpanの項目を加えたところ、12名の内6名において眼球運動の問題が認められた。その内訳は、RegressionとSpanとDurationに問題がある児童が1名、RegressionとSpanに問題がある児童が2名、Durationに問題がある児童が3名であった。これまでの研究では、読みの速さを向上させるため、停留回数を減少させることが有効である(山本、1935)ことから、Spanに焦点が当てられたトレーニングが行われてきた。しかし、本研究では停留時間が長いことで読みに困難を示すと考えられる児童が存在したことから、読みの効率を改善する上でSpanだけでなく、Durationについても検討する必要性が示唆された。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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