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2008 Fiscal Year Annual Research Report

読字障害の視覚効率の評価及び援助プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 18530752
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

永松 裕希  Shinshu University, 教育学部, 教授 (60324216)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上村 恵津子  信州大学, 教育学部, 准教授 (30334874)
小島 哲也  信州大学, 教育学部, 教授 (80153534)
田巻 義孝  信州大学, 教育学部, 教授 (50090428)
Keywords読字障害 / 視覚効率 / 眼球運動 / Visagraph II
Research Abstract

本研究では,小学校4学年児童の読み能力,書字表出能力及び眼球運動に関する調査を行い,すでに他学年において行った読み能力,書字表出能力及び眼球運動の調査結果と合わせて,小学校2学年から5学年までの推移を検討した。
その結果、眼球運動については、2年生の横読みスコアの平均ADJタイムは59.3(SD=11.3)、3年生50.8(9.3)、4年生41.6(8.5)、5年生38.4(7.7)であった。また、測定時に見られたエラー数の平均は、2年生が11.8(SD=4.6)、3年生6.2(6.9)、4年生4.1(3.6)、5年生2.6(3.0)であった。これらの結果から、学年が上がるとともに眼球運動の速さと正確さは向上することが示された。
2年生から4年生までは学年間で有意な差が認められたが、4年生と5年生の間には有意な差が認められなかった。このことは読みにおける眼球運動が小学生児童期を通して向上し、また高学年においてほぼプラトーに達するのではないかと考えられる。
読み能力との関係では、低学年は読み理解力と眼球運動との間に関係が認められたが、高学年では速読力と眼球運動の間に相関が認められた。このことは、低学年ほど目の動きの正確さと速さが、正確な読み理解に影響をおよぼし、高学年では読み理解というよりも速読能力に影響すると推測された。
併せて読みに困難が見られた児童を1名選定して,困難さを生じる要因を探り,その要因に対応した指導プログラムを開発するとともに,指導プログラムの有効性を検証した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 読み能力と各規定要因間の相互関係について2008

    • Author(s)
      三枝夏季, 松川南海子, 永松裕希
    • Organizer
      日本教育心理学会
    • Place of Presentation
      東京学芸大学
    • Year and Date
      2008-10-12

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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