2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530755
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
宇野 宏幸 Hyogo University of Teacher Education, 学校教育研究科, 教授 (20211774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井澤 信三 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (50324950)
小島 道生 長崎大学, 教育学部, 准教授 (50362827)
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Keywords | 発達障害 / チェックリスト / 行動 / 小学校 / 通常学級 / 実行機能 / アセスメント / 教師 |
Research Abstract |
通常学級に在籍する発達障害児への理解と対応が求められつつある。まず、担任に求められることは「気にかかる」子どもの実態把握(「見立て」)であると思われる。将来的に、この見立てに基づいて指導・対応方法の立案が図られる支援モデルが必要である。しかし、学校内では個別の発達検査を施行することが現実的には困難である。また、何らかの手だてや指導をおこなった後の効果(行動上の変化)を評価するためのツールがほとんどないのが現状である。本研究では、特に発達障害について予備的知識を持たない小学校教師においても使用可能な具体的な行動チェックリストを開発している。このために、本年度では発達障害児サンプルに関する信頼性・妥当性の検討をおこなうとともに、全国規模の標準化作業を実施した。収集したデータを対象に、通常学級群とADHD・PDD群間で「はい」と「いいえ」と回答した割合に差があるか検討し、質問項目の内容的妥当性(問題行動の検出力)について検討した。つぎに、階層的クラスター分析を用いて4つずつ項目を集めてユニットに分類し、クロンバックのアルファ係数など求めて内的整合性に関する検討を実施した。その結果、社会的学習など6つのカテゴリー、25のユニットに質問項目群を整理できたので、これら間の相関係数を算出した。さらに、通常学級サンプルにおけるカテゴリー得点を、男女、低・高学年ごとに集計して、パーセンタイル得点を算出し、発達障害児の相対的位置を評価できるようにした。
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Research Products
(3 results)