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2008 Fiscal Year Annual Research Report

教師用行動チェックリストの開発研究

Research Project

Project/Area Number 18530755
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

宇野 宏幸  Hyogo University of Teacher Education, 学校教育研究科, 教授 (20211774)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井澤 信三  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (50324950)
小島 道生  長崎大学, 教育学部, 准教授 (50362827)
Keywords発達障害 / 行動 / チェックリスト / 小学校 / 通常学級 / 実行機能 / アセスメント / 教師
Research Abstract

小学校通常学級に在籍する発達障害児の行動特徴について、担任教師が学校生活での具体的なエピソードからアセスメントできるチェックリスト開発をおこなっている。チェックリストの特徴は、教師が評定しやすいよう具体的な行動パターンについてその有無を尋ねる形式にしていることと、これら行動特徴をおもに実行機能の観点から整理することをねらっていることにある。本年度は、標準化のための定量的データ解析をおこなう目的で、まず注意欠如/多動性障害(AD/HD)児および広汎性発達障害(PDD)児のデータを対象として、項目分析、クラスター分析などを実施し、尺度としての妥当性および信頼性の検証をおこなった。これらの手順を経て、1)社会的学習、2)取り組み、3)注意・多動、4)コミュニケーション、5)器用さ、6)文脈理解の計6カテゴリ(合計100項目)の質問紙を作成した。次いで、通常学級においてサンプルされたデータに基づいて、各カテゴリ得点について性別と学年(低学年、高学年)ごとの分布を求めた。これらは、最低得点近くにピークをもつ非正規性分布であったので、パーセンタイル換算表を作成することとした。対象児ごとにパーセンタイル得点(標準化データ)をレーダーチャート上にプロット出来るようにして、どのカテゴリにおいて困難さが大きいのか個人内差も把握しやすいよう工夫したチェックリストβ版を作成した。今後は、レーダーチャートパターンと診断名などとの関連性について、事例ごとに検討していきたい。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2008

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 小学校通常学級担任向け子どもの行動チェックリスト作成の試み-学校場面における発達障害児の行動特徴に関する定量的分析-2009

    • Author(s)
      宇野宏幸, 中井富貴子
    • Journal Title

      兵庫教育大学研究紀要 34

      Pages: 49-55

  • [Presentation] 発達障害研究の立場から(自主シンポジウム話題提供)2008

    • Author(s)
      宇野宏幸
    • Organizer
      日本LD学会
    • Place of Presentation
      広島大学
    • Year and Date
      2008-11-22

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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