2008 Fiscal Year Annual Research Report
ものづくり教育による不登校児童生徒の教育支援プログラムの開発
Project/Area Number |
18530759
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
田口 浩継 Kumamoto University, 教育学部, 准教授 (50274676)
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Keywords | 不登校児童生徒 / 適応指導教室用 / ものづくり教育 / カリキュラム開発 / 食育 / 木育 / 大学・大学院教育 / 地域の素材 |
Research Abstract |
不登校児童生徒に学校教育及び適応指導教室、社会教育等の学習機会に、ものづくり教育を導入し、児童生徒の自己効力感を高め、学校復帰への可能性を探る意義は大きい。本研究では不登校児童生徒を対象とした適応指導教室において、ものづくり体験活動を導入した。それらの活動を通して、児童生徒の達成感や充実感を高め自己に対する自信や信頼感、有用感、自己存在感などの自己効力感を高めることにより、学校復帰に寄与することをねらいとして研究を行った。 1.ものづくり活動用教材の開発 不登校児童・生徒の自己効力感を育成する教材にもとめられる条件に沿ってものづくり活動用教材の開発を行った。さらに、本年度は、木材やプラスチックを用いたものづくりの他に、食育を含めた調理、地域の素材を活用した教材の開発を行った。 2.不登校児童生徒を支援するプログラムの開発 熊本市および菊池市で実施されている適応指導教室用の支援プログラムを開発し、実践した。熊本市は6日間、菊池市は2日間(何れも午前10時より4時の活動)のプログラムである。 3。不登校支援者を養成するカリキュラムの開発 適応指導教室で使用できる教材の開発、指導法の開発を行い、不登校支援のためのものづくり教育用カリキュラムを開発した.それに対応したテキストを作成し、学部・大学院での講義に活用した。
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Research Products
(6 results)