2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18540104
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
濱田 龍義 Fukuoka University, 理学部, 助教 (90299537)
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Keywords | 幾何学 / 計算機システム / 応用数学 / KNOPPIX |
Research Abstract |
研究期間最終年度である本年度は,計算代数の最新の成果についての調査を元に,以下の研究集会,ワークショップ等において,微分幾何学への応用について議論を行った. 2008年5月30日から6月1日にかけて韓国のTaeguにあるKyungpook National Universityを訪問し,国際会議The 12th International Workshop on Differential Geometry and Related topicsにおいて複素空間型内の実超曲面に関する講演と,KNOPPIX/Math/2008に関する講演の2講演を行った.また,2008年7月20日から23日にかけてオーストリーのリンツにある研究所RISCを訪問した.RISCで開催された国際会議ISSAC2008のsoftware presentationセッションにおいて"KNOPPIX/Math:A live system for enjoying mathematics with computer"を講演した.講演の概略は,ACM Communications in Computer Algebraに掲載されている. 2008年9月23日に東京工業大学にてワークショップ「数学ソフトウェアとフリードキュメントVII」,2009年3月25日には,東京大学でワークショップ「数学ソフトウェアとフリードキュメントVIII」を開催.幾何学,代数,解析,トポロジー,数値計算,画像処理等,様々な分野の専門家の方にご講演いただき,研究交流を行うことができた.研究代表者は1年間の調査研究の成果として,数学ソフトウェアを手軽に試すことができるKNOPPIX/Math/2009を作成した.また,複素空間型内の実超曲面についてJong-Taek Cho氏,井ノロ順一氏との共同研究の成果がTokyo J.Mathに掲載が予定されている.塩濱勝博氏と行った階数1コンパクト対称空間内の完備実超曲面についての共同研究についてはProc.Amer.Math.Soc.に掲載が予定されている.
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