2007 Fiscal Year Annual Research Report
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18540123
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| Research Institution | Yamaguchi University |
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Principal Investigator |
北本 卓也 Yamaguchi University, 教育学部, 准教授 (30241780)
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| Keywords | 数式処理 / 制御系設計 / 数値数式融合算法 / ロバスト制御 |
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| Research Abstract |
べき級数演算や数値数式融合算法を用いて、従来の数値的手法では困難である制御系設計を行うことを目的として研究を行った。当該年度の研究により、数式処理、特にQE(Quantifier Elimination)をベースにした制御系設計法の理論的、技術的な基盤を整備することができた。
研究成果を用いれば、制御系設計に重要な値をパラメータを、記号として残したまま代数方程式の根として定義することが可能である。例えばロバスト制御で重要なH2制御やH∞制御における最適H2/H∞ノルムも代数方程式の根として定義でき、これを用いてシステマテイックな制御系設計を行うことが出来る。これらのアルゴリズムはQEアルゴリズムの特殊化と見ることが出来、さらに他の応用を期待出来る。
今後の課題としては、記号を用いることによる計算量の増大が挙げられるが、この課題は並列計算を活用することで解決できると思われる。
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