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2006 Fiscal Year Annual Research Report

超流動変形中性子過剰核の時間依存HFB法の開発

Research Project

Project/Area Number 18540258
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

田嶋 直樹  福井大学, 工学研究科, 助教授 (50212030)

Keywords理論核物理 / 計算物理
Research Abstract

最新のCPU(Intel Core2Duo E6600,クロック2.4GHz,キャッシュメモリ4MB)と2GBのメモリを搭載したコンピュータ6台を購入し、Giga-bit ethernetで相互に接続して並列計算機システムを構築した。組立作業等に卒業研究を指導中の学部4年生を雇い、謝金を支払った。選択したCPUのdual coreという特性を計算速度の向上に活かすため、自作の正準基底HFB(Hartree-Fock-Bogoliubov)法プログラムを陽子についての計算と中性子についての計算を並列で実行できるようにC言語の自作関数をリンクさせるなどして改造したプログラムを用い、並列化しない場合より6割以上速い速度で計算が実行できることを示した。
そして、このプログラムを使って核図表1面の計算に匹敵する大規模な数値計算を実行させた。その結果の検討を通じて、対相関の中性子量抑制効果(pairing anti-halo effect)を実証し、また、その変形および連続状態との結合の影響を調べた。今年度は健康上の理由で研究の進捗が大幅に遅れたため、論文発表は果たせず、年度末の日本物理学会で発表したのみである。しかし健康の回復により、遅れは次年度以降で取り戻せる見込みである。
他に、補助金を使用して携帯に適したノートパソコンを購入し、研究関連の発表・文献閲覧・文書作成に使用した。また、紙のノートに記した計算の結果をノートパソコンで常時参照できるようにするため、ドキュメントスキャナーを購入してノートパソコンと併せて研究に活用した。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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