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2006 Fiscal Year Annual Research Report

海綿由来のイオンチャンネル、ポリセオナミドBの立体構造と機能

Research Project

Project/Area Number 18550161
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

濱田 季之  鹿児島大学, 理学部, 助教授 (40321799)

KeywordsポリセオナミドB / 海綿 / 2D NMR / 界面活性剤ミセル / 三次元構造
Research Abstract

1.海綿からのポリセオナミドBの単離
日本近海でより大量の海綿Theonella swinhoeiを採集するため、鹿児島県奄美大島における採集地を検討した。来年度中に、この採集地にて海綿を採集し、エタノール分画、溶媒分画、フラッシュクロマトグラフィー、ゲルろ過、および逆相HPLCにより、ポリセオナミドBを単離する予定である。
2.ポリセオナミドBの溶液NMR構造解析
有機溶媒中に取り込んだポリセオナミドBについて、高分解能NMR装置を用いて、2D NMR(NOESY,ROESY)スペクトルを測定・解析し、三次元構造の決定を試みた。また、その三次元構造について精密化を進めた。来年度中の論文投稿を検討中である。また、数種の有機溶媒で異なる三次元構造を取ることも推察されたので、いくつかの有機溶媒での三次元構造の決定を試みている。
3.ポリセオナミドBのミセル中での溶液NMR構造解析
界面活性剤ミセル中に取り込んだポリセオナミドBについて、三次元構造の決定を試みた。ポリセオナミドBと界面活性剤の混合比率や溶媒条件などを検討し、高分解能NMR装置を用いて2D NMR(NOESY,ROESY)スペクトルを測定し、得られたデータを解析した。現在、その構造の精密化を進めている。本年度検討予定であったポリセオナミドBに適した界面活性剤ミセルの検討は、円二色性(CD)スペクトルを用いて、来年度検討する予定である。
来年度は、更に、ポリセオナミドBの特定のアミノ酸残基を他のアミノ酸に置換した、ポリセオナミドBモデルペプチドを数種、化学合成し、その三次元構造や生物活性について検討する予定である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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