2006 Fiscal Year Annual Research Report
DNGマテリアルを用いた不要電磁放射の軽減法に関する研究
Project/Area Number |
18560270
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
宇野 亨 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究院, 教授 (80176718)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有馬 卓司 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究院, 助手 (20361743)
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Keywords | 環境電磁工学 / シミュレーション工学 / メタマテリアル / 不要電磁放射 / 電波吸収体 |
Research Abstract |
DNGマテリアルを用いて不要電磁波を軽減させるには,DNGマテリアルの電気的・磁気的特性を如何に制御できるか,ということと,DNGマテリアルを何処に設置するのが最適化ということに依存するので,その解明に関する基礎検討をシミュレーションにより行った.一方,DNGマテリアルの製作技術に関する基礎検討も行い,実際にいくつかのDNG構造の作成を行った.以上の検討を通じて,平成18度は,DNGマテリアル構造の電気的・磁気的特性の評価・制御法,および電磁波との相互結合の解明を理論的・実験的に行った.この際,リング構造を変化させたり,別の構造体を複層したりすることにより,吸収特性を平坦にさせると共に小型化を図るための基礎検討を行った.実験に関しては現有備品と,購入したホーンアンテナを用いて実施した.一方,理論的検討に関する大規模数値シミュレーションについては,東北大学のスーパーコンピュータを利用した.以上の研究において研究代表者は,研究全体を統括すると共に,DNGマテリアル構造の電気的・磁気的特性の理論的考察を行い,不要電磁波低減に適した構造の提案を行った.この提案を元に研究分担者は電気的・磁気的特性の評価をシミュレーションによって解析した.さらに研究分担者はシミュレーションで得られた結果の妥当性を検証するとともに,それらの結果を研究代表者の理論的検討にフィードバックした.
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Research Products
(5 results)