2007 Fiscal Year Annual Research Report
異なる光ネットワーク間の信号伝送のための光信号波長・波形変換方式の研究
Project/Area Number |
18560330
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
來住 直人 The University of Electro-Communications, 電気通信学部, 准教授 (10195224)
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Keywords | 波長多重光通信 / 半導体光増幅器 / 非線形光ファイバ / 光波長変換 / 光波形変換 / 光ネットワーク |
Research Abstract |
本研究計画においては、里なる光信号形式を利用するネットワーク間のインターフェースとして、光信号の波長と波形を変換する機能を実現する手法の開発と評価を目的とし、今年度は前年度の研究の継続によって以下のような成果を得た。 半導体光増幅器を用いた光波形・波長変換器において、昨年検討した光ファイバの4光波混合を併用してパルス幅を縮める手法においては、半導体光増幅器のパターン効果による波形歪みが生じたので、今年度は系の改良によってパターン効果を極小にし、NRZ入力信号から、パルス幅20psから80psの低歪みRZパルス信号への変換に成功した。この変換信号を用いた距離20kmの伝送実験によって、波形変換が信号伝送特性の改善に大きく貢献することも明らかになった。さらに、半導体光増幅器を用いた光波形・波長変換器の重要な特性であるチャーピング特性を波長可変フィルタを用いて測定する手法を開発し、論理反転及び非論理反転の場合のチャービング特性を測定し、これらの二種の変換手法においてチャーピングの符号が反転することを明らかにした。 パルス幅を縮める別の手法として、光ファイバラマン増幅器を用いたパルス圧縮を利用する手法についても検討した。これを用いて、パルス幅を13psから3psの範囲にわたって連続的に可変する事が可能となり、情報で変調したランダムな信号に対しても有効である事がわかった。 波長変換機能の応用として、広帯域波長可変クロック光源についても取り上げ、その特性評価を行い、通常の波長可変光源を用いる手法よりも高品質のクロックパルスが得られることを実証した。さらに、このクロックパルスを用いた伝送実験の過程で、伝送品質を最適とするクロック波形は、伝送前の波形が歪んでいる場合であっても、伝送後を基準に最適化することで決定可能なことが判明した。
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Research Products
(5 results)