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2006 Fiscal Year Annual Research Report

電子ビーム直接描画とビアマスク可変論理設計技術を用いた電子印鑑LSIの研究

Research Project

Project/Area Number 18560355
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

藤野 毅  立命館大学, 理工学部, 教授 (60367993)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉川 雅弥  立命館大学, 理工学部, 助教授 (50373098)
Keywords半導体超微細化 / 先端機能デバイス / 電子ビーム描画 / プログラマブルロジック / 暗号・認証
Research Abstract

高性能で低消費電力な携帯電話・デジタルカメラなどの携帯情報機器を低コストで実現するためには,その部品である「システムLSI」の低コスト化が必要である.得に,少量多品種のシステムLSIを低コスト化するためには,回路転写(フォトリソグラフィー)用の原版(フォトマスク)作成費用を削減することが必須である.本研究では,低コスト化を実現するために,フォトマスクが不必要なLSIパターン形成技術である電子ビームウエハ直接描画技術(EB直描)を用い,本技術に特化した低コストシステムLSI設計技術を開発することを目的としている.
EB直描技術は,フォトマスクが不要であるが,実生産で使用するためには,パターン形成に必要な描画時間を飛躍的に短くする必要がある.このためには,複数のパターンを同時に形成できる,部分一括露光方式を使用することが必須である.
本年度は,[1]部分一括露光方式に最適化された,スタンダードセルレイアウト設計技術の研究,[2]EB直描に最適化された,個別生産向け可変論理LSIアーキテクチャ技術の研究[3]「電子印鑑LSI」の公開鍵暗号化ロジックの研究,を実施した.
[2]の研究においては,2入力排他的論理和(EXOR)ゲートをアレイ状に敷き詰めロジックエレメントとし,第1ビアレイアのパターンを変更することにより,NAND, AND, NOR, ORなどの2入力のすべての論理を出力できる新しいビアプログラマブルロジックアーキテクチャVPEXを考案した.ロジックエレメント間の配線は第3ビアレイアの変更により自由にプログラムが可能である.[3]の研究では,公開鍵暗号であるRSA暗号の回路において秘密鍵を固定して回路中に埋め込み,秘密鍵の漏洩防止能力が非常に高い回路の検討を行った.同時に,公開鍵暗号を使った電子署名を応用した,個人認証用シングルサインオンシステムを構築して動作の検証を行った.以上3点の研究によりEB直描を用いた少量生産システムLSIの低コスト化に寄与する技術の蓄積をおこなうことができた.

  • Research Products

    (10 results)

All 2007 2006

All Journal Article (10 results)

  • [Journal Article] 秘密鍵をLSIに埋め込んだユニークデバイスを用いたPKIシステムの提案とシングルサインオンシステムへの応用2007

    • Author(s)
      益田祐, 梅本佳和, 浅田広一郎, 藤野毅
    • Journal Title

      暗号と情報セキュリティーシンポジウム(SCIS2007)概要集

      Pages: 254

  • [Journal Article] USBトークンによるPKI相互認証を用いたセキュアネットワーク上でのシングルサインオンシステムの提案と実装2007

    • Author(s)
      梅本佳和, 藤野毅
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告[回路とシステム] CAS2006-103

      Pages: 49

  • [Journal Article] 小型組み込み機器によるセキュアなIPv6リモート制御システムの構築と検証2007

    • Author(s)
      川野修平, 藤野毅
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告[回路とシステム] CAS2006-102

      Pages: 43

  • [Journal Article] ビアプログラマブルロジックVPEXを用いた固定秘密鍵埋め込み型RSA暗号回路の設計2007

    • Author(s)
      下村弘, 奥山一樹, 中村明博, 藤野毅
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告[集積回路] ICD2006-227

      Pages: 103

  • [Journal Article] Shot Number Estimation for EB Direct Writing for Logic LSI Utilizing Character-Build Standard-Cell Layout Technique2006

    • Author(s)
      Y.Kajiya, A.Nakamura, M.Yoshikawa, T.Fujino
    • Journal Title

      Proc. of Photomask Japan 2006

      Pages: 111

  • [Journal Article] An Embedded Programmable Logic Matrix (ePLX) for flexible functions on SoC2006

    • Author(s)
      H.Nakano, T.Iwao, T.Hishida, H.Shimomura, T.Izumi, T.Fujino, Y.Okuno, K.Arimoto
    • Journal Title

      IEEE Asian Solid-State Circuit Conference

  • [Journal Article] EB直描を用いた低コストLSIの製造のためのVia configurable Logic Deviceの設計アーキテクチャ検討2006

    • Author(s)
      中村 明博, 藤野 毅
    • Journal Title

      第10回システムLSIワークショップ 資料集

      Pages: 207

  • [Journal Article] SoC埋め込み型プログラマブルロジックePLXの暗号回路への応用2006

    • Author(s)
      松本光崇, 菱田智雄, 泉知論, 藤野毅, 中野裕文, 岩男剛宣, 奥野義弘, 有本和民
    • Journal Title

      第10回システムLSIワークショップ資料集

      Pages: 199

  • [Journal Article] Shot Number Estimation for EB Direct Writing for Logic LSI Utilizing Character-Build Standard-Cell Layout Technique2006

    • Author(s)
      Y.Kajiya, A.Nakamura, M.Yoshikawa, T.Fujino
    • Journal Title

      Proc. of SPIE Vol. 6283

      Pages: 62832M-1

  • [Journal Article] SoC埋め込み型プログラマブルロジックePLXの設計アーキテクチャの検討と回路マッピングの評価2006

    • Author(s)
      菱田智雄, 石橋宏太, 木村峻, 奥野直樹, 松本光崇, 中野裕文, 岩男剛宜, 奥野義弘, 有本和民, 泉知論, 藤野毅
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告[リコンフィギャラブルシステム] RECONF2006-71

      Pages: 62832M-1

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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