2007 Fiscal Year Annual Research Report
超マルチバンド特性を有する平面アンテナの設計法に関する研究
Project/Area Number |
18560364
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
羽石 操 Saitama University, 大学院・理工学研究科, 教授 (80008862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 雄一 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (90334151)
鈴木 康夫 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90323740)
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Keywords | 平面アンテナ / マルチバンド / マルチバンドアンテナ / マイクロストリップアンテナ / 直線偏波 / 円偏波 / フラクタル / リング型MSA |
Research Abstract |
本年度の目的は,第1に高性能でユニークなマルチバンド特性が期待される,菱形のMSA素子に逆V字型のスリットを複数個同一平面上に装荷するマルチバンド平面アンテナの総合的な設計法を確立し,その妥当性を実験的に検証することである。この新しいタイプのマルチバンド平面アンテナの基本特性については,既に2006年度に電子情報通信学会論文誌に公表している。今年度は,その総合的設計法の妥当性について総括を行いその設計資料を取得した。 次いで,第2の視点は多リング装荷MSA素子に関する設計法の妥当性を検証することである。この多リング装荷MSA素子の基本構成法と基本特性については,既に2006年度に電子情報通信学会論文誌に公表している。今年度は,その総合的設計法について総括を行い設計資料を取得した。特に,多リング装荷MSA素子については直線偏波の波に対しては勿論のこと,円偏波の波に対してもマルチバンド特性を示すことが明らかにされた。このようにマルチバンド特性を示す円偏波平面アンテナが実現されると,その応用分野は飛躍的に拡大するものと考えられる。そこで,得られた設計資料を駆使しこの種のアンテナ系を試作し,且つ,得られた実験結果と解析結果を比較し,この種のアンテナ系に関する総合的設計資料を取得した。
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Research Products
(15 results)