2006 Fiscal Year Annual Research Report
一部符号化パラメータの透かし埋込型超高能率画像符号化方式と実験的検証に関する研究
Project/Area Number |
18560380
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
黒田 英夫 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 教授 (90215111)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 誠 長崎大学, 工学部, 講師 (30229041)
今村 弘樹 長崎大学, 工学部, 助手 (20363468)
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Keywords | 情報システム / 情報通信学 / 画像符号化 |
Research Abstract |
画像符号化パラメータの一部を自画像の中に埋め込むことにより情報量を削減する、新たな符号化技術を提案することを目的として研究を行っている。18年度の実績を以下に示す。 1.国内特許「画像符号化方法、画像復号化方法、画像符号化装置及び画像復号化装置」特願2006-23532の出願を基に、海外特許を出願すべく、科学技術振興機構(JST)にPCT出願支援の申請をし、採択され、同特許をPCT出願した(第PCT/JP2007/51645号)。 2.上記特許の技術のフラクタル画像符号化への適用について検討し、所定の埋め込み用符号化データが"0"のとき、符号化対象のレンジブロックに対して、アドレス情報が偶数であるドメインブロックプールの中から最適ドメインブロックを探索し、所定の埋め込み用符号化データが"1"のとき、アドレス情報が奇数であるドメインプールの中から探索する方法を導入したフラクタル画像符号化方式を提案し、画像電子学会第224回研究会in長崎において、招待講演として発表した。 3.上記特許の技術のJPEG方式への適用について検討し、DCT係数のDC成分を、AC低周波成分に埋め込む方式を提案し、2007年8月開催予定のACIVS2007に投稿した。 4.フラクタル符号化における最適ドメインプールのグループ化が有効であったことから、クラスターリングの検討、さらに動画像への適用可能性の検討を行っている。
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Research Products
(1 results)