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2006 Fiscal Year Annual Research Report

脈派センシングによる新しい道路維持管理指標の確立とアセットマネジメントへの応用

Research Project

Project/Area Number 18560462
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

原田 隆郎  茨城大学, 工学部, 講師 (00241745)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横山 功一  茨城大学, 工学部, 教授 (20302325)
呉 智深  茨城大学, 工学部, 教授 (00223438)
Keywords脈波 / 走行性指標 / 乗り心地 / カオス解析 / アセットマネジメント / ICタグ / センサネットワーク / リアプノフ指数
Research Abstract

本研究は、道路ユーザの乗り心地を定量化した走行性指標を提案するため、車両走行中の運転者および同乗者の脈波情報をセンシングし、路面の段差や平坦性などによる乗り心地の悪さ(走行性)を評価する。そして、脈波センシングによる走行性指標を利用したアセットマネジメント手法の提案と検証を行い、道路維持管理の高度化と道路ユーザに対する維持管理アカウンタビリティの確保を目指す。
研究初年度の成果は以下のとおりである。
まず、道路走行性の違いによる乗り心地実験を実施し、車両走行中の運転者および同乗者の脈波情報から乗り心地の良し悪しをリアプノフ指数によって定量的に把握した。その結果、車両の加減速や右左折などの路面性状に影響しない要因についてリアプノフ指数が変化することを確認した。これに対して、路面性状に関係する段差に対しても、車両走行中の運転者および同乗者の脈波によるリアプノフ指数が変化することを確認した。しかしながら、両者のリアプノフ指数に定性的な違いは見られるものの、定量的に明確な違いは十分に評価できていないことから、分析手法を含めた評価方法の改良が課題となっている。
次に、道路の走行性情報を精度良く計測できる脈波測定方法を検討した。その結果、(1)安定した脈波を得るための測定部位については、指または耳ともに安定した脈波を得ることができた、(2)一定走行速度40km/hと60km/hで測定した脈波についての変化はほとんど無かった、(3)運転者と同乗者の脈波特性については違いがあり、運転者の方が同乗者よりも乗り心地の影響を大きく受けることが確認できた。
さらに、ICタグおよびワイヤレス通信技術を用いて、道路ネットワークの走行性情報をリアルタイムにセンシングできるセンサネットワークシステムの構築可能性を調査した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2007

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] ICタグによる橋梁鋼部材の腐食環境モニタリングシステムの開発2007

    • Author(s)
      青柳太一, 原田隆郎, 横山功一
    • Journal Title

      第34回土木学会関東支部技術研究発表会 VI-025(CD-ROM)

  • [Journal Article] 脈波情報を用いた道路舗装の乗り心地評価に関する基礎的研究2007

    • Author(s)
      橋本洋平, 原田隆郎, 横山功一
    • Journal Title

      第34回土木学会関東支部技術研究発表会 VI-026(CD-ROM)

  • [Journal Article] 都市インフラ構造物のワイヤレス加速度センサ技術に関する研究2007

    • Author(s)
      金子祐介, 呉 智深, 原田隆郎
    • Journal Title

      第34回土木学会関東支部技術研究発表会 VI-039(CD-ROM)

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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