2006 Fiscal Year Annual Research Report
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18560465
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
中村 光 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授 (60242616)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
国枝 稔 名古屋大学, 大学院工学研究科, 助教授 (60303509)
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| Keywords | コンクリート構造 / 定着 / 剛体バネモデル / メゾスケール解析 |
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| Research Abstract |
定着性能評価解析を構築するために、2次元の剛体バネモデルにより異形鉄筋の節までもモデル化したメゾスケール解析手法の開発ならびにメゾスケールで用いる鉄筋とコンクリート界面の構成則のモデル化を行った。また、開発した手法の一般化を図るために、3次元モデルへの拡張を行った。これらの検討により以下の結論を得た。
(1)異形鉄筋の節までもモデル化したメゾスケール解析に用いる幾何学モデルの要素寸法は節高さの半分程度(1mm程度)を用いる必要があること、材料モデルとしてはマクロな材料特性を用いることが可能であることを明らかにした。
(2)異形鉄筋の節幾何形状(節角度・節間隔・節高さ)の影響を検討し、開発した手法によりメゾスケールでのコンクリートと鉄筋の機械的な力の伝達に着目すれば、ひび割れ間隔などの付着挙動が評価可能であることを既往の実験結果との比較から明らかにした。
(3)マッシブなコンクリートに埋め込まれた鉄筋の引き抜き解析ならびに一軸引張を受けるRC部材の両引き解析を行い、本解析手法により実験結果に基づき、テンションスティフニングモデルや付着応力-すべり-ひずみ関係などの既往の付着モデルと同一の結果が得られることを明らかにした。さらに、鉄筋の節周辺ならびにコンクリート中のひび割れの発生・進展挙動を妥当に評価できることを明らかにした。
(4)2次元モデルの成果を受け、3次元の剛体バネモデルによる3次元問題への拡張を行い、定着性能評価解析の一般化を図った。
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