2006 Fiscal Year Annual Research Report
アジア圏マルチモード・ネットワークのダイナミズムと国際物流予測モデル構築
Project/Area Number |
18560526
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | National Institute for Land and Infrastructure Management |
Principal Investigator |
渡部 富博 国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 港湾システム研究室長 (10356040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
家田 仁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90168089)
安部 智久 国土交通省国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 主任研究官 (30370795)
石倉 智樹 国土交通省国土技術政策総合研究所, 空港研究部, 主任研究官 (30356050)
柴崎 隆一 国土交通省国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 主任研究官 (50323514)
赤倉 康寛 国土交通省国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 主任研究官
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Keywords | 国際物流 / インターモーダル / コンテナ / 輸送機関選択 / SCM / 輸送市場 |
Research Abstract |
(1)東アジア地域における国際貨物輸送の現状に関する詳細調査・分析 A.東アジア地域の陸上越境輸送や国内輸送ネットワークの現状・将来動向調査 東南アジア地域における越境輸送の現状・今後の動向や,これらの地域における国内輸送ネットワークの現状や今後の見通しなどについて,情報を入手した. B.国際貨物の輸送機関選択に関わる情報収集・データベース構築 海上コンテナ・陸上・航空の機関分担に関するデータベースに基づき現状の機関分担状況に関する分析を行った. C.荷主企業の行動や,輸送企業の競争環境・グループ再編などに関わる資料の収集・分析 荷主企業については,SCMを採用している主要な業種の荷主企業に対し実態調査を行い,SCMを効率化・高度化させるための物流サービス要素・物流拠点機能(混載機能等)に関するニーズについて網羅的に把握を行った. D.日本の国内輸送ネットワークの精緻化と輸送経路選択行動のモデル化 これまでのネットワークで考慮されていなかった交差点部に関する海上コンテナ車両の通行可能性(ボトルネック抽出方法)について検討した.また,2005年秋にISO規格に仲間入りした45ftコンテナについても,通行可能性を検討した. (2)輸送機関選択や端末輸送も内包した総合的な国際貨物流動モデルの構築 中国や東南アジアの背後輸送ネットワークを含めた国際貨物流動モデルを構築した.これにより,国際陸上交通(クロスボーダー交通)も考慮可能となった.このモデルを用いて,国境抵抗低減等の政策シミュレーションを実施した.また,輸送機関選択を内包したモデルを構築するための前提となる,輸送品目の分類方法について検討した.
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