2007 Fiscal Year Annual Research Report
都市再生および再編におけるエスニック・グループの社会統合に関する調査分析
Project/Area Number |
18560613
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Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
鍛 佳代子 Tokyo Polytechnic University, 工学部・建築学科, 講師 (00289117)
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Keywords | ソーシャル・ミックス / 都市再生 / エスニック・コミュニティ / メルボルン / シドニー / 商店街 / オープン・スペース / 可変半径法 |
Research Abstract |
平成19年度においては、日本における在日外国人にも対応した社会基盤や都市整備の為の基礎データの構築を目的として国内外の調査分析を行った。 国内においては、韓国人街商店街として認知されている新宿区大久保を対象として、平成18年度のロンドン調査と同様の手法を用いて商店街の実体把握を行った。 海外においては、国内の調査や前年度のロンドンのエスニックグループが居住する地区の商店街(8地区)都の比較を行うために、オーストラリア・シドニー(6地区)、メルボルン(6地区)にて調査を行った。現地調査においては、店舗配置に加えて、業種分類と共に地域のエスニックグループの特徴を示す商品を扱っているか否か、商店街へのアクセスといった観点から行い、人口構成・店舗の業種分類や業種部類別に可変半径法による連結度による配置特性を整理し、エスニックグループ毎の商店街の構成を整理・分析を行った。その結果、(1)対象地域内の特定のエスニックグループが多く住む地域内にある中心的な商店街の詳細なデータが得られたこと、(2)異なるエスニックグループと同一エスニックグループ内で複数箇所調査した結果、1)エスニックグループ毎に生活・習慣に根ざした連結度の高い業種を持つこと、2)同業種の個人商店が近接多数共存していること、3)商店街の活気を生み出す要素のひとつとしてオーストラリアでは駐車場が利用されていること、がわかった。 上記の得られた結果は、日本における在日外国人に対応した社会基盤や都市整備の基礎データになるだけでなく、シャッター商店街等の再生へ応用可能なアイディアを示していると考えている。
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Research Products
(3 results)