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2006 Fiscal Year Annual Research Report

近代都市環境形成史における近代和風庭園の研究

Research Project

Project/Area Number 18560621
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

鈴木 博之  東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (00011221)

Keywords三渓園 / 和風庭園 / 和風文化
Research Abstract

研究計画に従い、近代和風庭園調査を広げてゆき、一応の結論を得た。
大きな成果としては、2006年に開園100周年を迎えた横浜の三渓園の形成過程とその中心にあった原富太郎の事跡を整理する作業がまとめられた。これには三渓園の全面的な協力を得ることができた。原富太郎(三渓)の岐阜県に所在する実家(青木家)および埼玉県と群馬県の境に所在する原家の現地調査を行い、和風文化の源流を探ることができた。これは三渓園保勝会から冊子として刊行された。
同種の調査としては、東京に残る和風庭園として広尾に存在するドイツ大使館公邸庭園、三田綱町に存在するオーストラリア大使館庭園を調査することができた。いずれも江戸時代、明治時代を通じて維持されてきた庭園であり、前者は小泉策太郎、後者は蜂須賀侯爵家によって近代和風庭園として整備されたものである。申請者は過去にイギリス大使館庭園、ベルギー大使館庭園の調査も行っており、こうした調査をさらに拡大する予定である。このような成果は報告書のかたちによる刊行と、専門学術機関誌における公表とを想定している。また、上記成果は情報データベースとして整理できるかたちにし、今後の活用に備える。
現在研究代表者は内閣府による和風迎賓館の構想懇談会、構想具体化検討会の委員および座長として検討に加わっているが、その作業を通じても近代和風住宅ならびに庭園の性格を明らかにする作業は大いに進展させることができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 三溪園と原富太郎2006

    • Author(s)
      鈴木博之
    • Journal Title

      三溪園100周年 原三溪の描いた風景

      Pages: 134-143

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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