Architectural Design Analysis on Rudolph Schindler's Theory

2008 Fiscal Year Final Research Report

• Project/Area Number: 18560630
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 一般
• Research Field: Architectural history/design
• Research Institution: Kobe University
• Principal Investigator: SUEKANE Shingo Kobe University, 大学院工学研究科, 准教授 (10273757)
• Project Period (FY): 2006 – 2008
• Keywords: ルドルフ / シンドラー / 近代建築 / 空間 / 建築論

Research Abstract

本研究は建築家ルドルフ・シンドラーの建築思想の特質を析出しようとするものである.本研究では,シンドラーの建築に関する主たる全論考を対象に,各論考で検討されている主題を項目として導き,項目の位置づけとともに,項目にみる各論考の位置づけとその変容を総体的・相対的に把握を行った.そこでは,シンドラーの論考から,前近代や近代の建築に対する言説や,自身の建築や空間,さらに具体的な設計に関する方針や手法にいたる言説を抽出し,シンドラーの建築思想の主題として【時代認識】,【空間建築】,【空間構成の方針と手法】という第1水準の項目とそれを構成する第2から第4水準の項目が導いた.

Research Products

• [Journal Article] 論考の主題とその構成にみるルドルフ・シンドラーの時代認識 (2009)
  • Author(s): 末包伸吾
  • Journal Title: 日本建築学会計画系論文集 第638号 Pages: 0
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 主題とその構成にみる建築家ルドルフ・シンドラーの論考の特質とその変遷 (2008)
  • Author(s): 末包伸吾
  • Journal Title: 日本建築学会計画系論文集 第627号 Pages: 1155-1164
  • Peer Reviewed
• [Presentation] 固有性と普遍性をつなぐ空間構成の展開 (2007)
  • Author(s): 末包伸吾
  • Organizer: 意匠学会第49回大会
  • Place of Presentation: 神戸大学
  • Year and Date: 20071110-11
• [Presentation] 建築論の現在:方法論を語る-空間構成論から- (2007)
  • Author(s): 末包伸吾
  • Organizer: 日本建築学会 建築論・意匠小委員会主催,第8回セミナー建築論の現在
  • Place of Presentation: 京都大学
  • Year and Date: 2007-05-12
• [Presentation] 固有性と普遍性 (2007)
  • Author(s): 末包伸吾
  • Organizer: 日本建築家協会 JIAデザイントーク
  • Place of Presentation: 大阪市中央公会堂
  • Year and Date: 2007-01-30
• [Presentation] R.M.シンドラー/空間体験の魅力に迫る (2006)
  • Author(s): 末包伸吾
  • Organizer: 日本建築家協会近畿支部講演会
  • Place of Presentation: TOTOテクニカルセンター
  • Year and Date: 2006-10-05
• [Book] 建築論辞典 (2008)
  • Author(s): 前田忠直,小林克弘,末包伸吾ほか41名
  • Total Pages: 164-165, 248-249
  • Publisher: 彰国社
• [Book] テキスト建築意匠 (2006)
  • Author(s): 平尾和洋,末包伸吾ほか4名
  • Total Pages: 3-49
  • Publisher: 学芸出版社