2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18560656
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
陶山 容子 Shimane University, 総合理工学部, 教授 (70091361)
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Keywords | 誘電体 / ナノ粒子 / 金属アルコキシド / ハイブリッド / ゾルークリスタル法 |
Research Abstract |
1.ハイブリッド誘電体ナノ粒子の合成法の確立 誘電率がフラットな温度依存性を示すハイブリッド誘電体を作製することを目標に、前年度に合成したLi, Na, Ba,あるいはSrとNbの系の各種新規複合金属アルコキシドを用い、ゾルークリスタル法によりBa_5Nb_4O_<15>,Sr_2Nb_2O_7、LiNbO_3基ハイブリッドナノ粒子の合成法を確立した。また、アルコキシル基やNa添加効果も検討した。 2.通電法による急速固化体作製とキャラクタリゼーション Ba_5Nb_4O_<15>,Sr_2Nb_2O_7あるいはLiNbO_3基ハイブリッド誘電体ナノ粒子について、通電焼結法における昇温速度、保持時間等の最適化を図り、短時間・急速加熱によって相対密度90%以上かつ微粒な高密度焼結体が得られた。 これらの化合物は従来の通常焼結法では緻密化が困難であったので、これにより優れた圧電物性の応用などの実用化研究への展開も可能になった。 3.微細構造解析および電気特性評価 Ba_5Nb_4O_<15>,Sr_2Nb_2O_7あるいはLiNbO_3,NaNbO_3基ハイブリッド誘電体ナノ粒子及び固化体の微細構造と元素分布などを高分解能電子顕微鏡およびEDSにより調べ、ナノ粒子構造やマイクロ孔構造、ナノ粒子の特異な焼結機構などを明らかにした。そして、誘電特性については、従来に比べ、高い誘電率とフラットな温度依存性が得られることが明らかとなった。
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Research Products
(9 results)