2007 Fiscal Year Annual Research Report
ニューラルネットワークによる固溶型アナターゼ光触媒の設計
Project/Area Number |
18560744
|
Research Institution | Aichi Institute of Technology |
Principal Investigator |
服部 忠 Aichi Institute of Technology, 工学部, 教授 (50023172)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鬼頭 繁治 愛知工業大学, 経営情報科学部, 教授 (20023343)
平野 正典 愛知工業大学, 工学部, 教授 (60267888)
|
Keywords | ニューラルネットワーク / 制御因子解析 / 触媒活性 / チタニア / 固溶型アナターゼ / 光触媒 |
Research Abstract |
ニューラルネットワークを利用して触媒活性制御因子を解析する新規システムを構築し、アナターゼ型固溶体触媒による水中有機物の光触媒分解を例として触媒性能制御因子の解明と新規触媒の設計を試行し、新規触媒設計支援システム開発の資とすることを目的として、以下の研究を行った。 1)ニューラルネットワーク制御因子解析システムの試作と試用 結合値法制御因子解析システムと偏微分法制御因子解析システムについて、代表的な触媒データを題材として両システムの比較を行い、互いに遜色ない性能を持つことを確認した。また、適用範囲を拡大するため、新たにRBF型ニューラルネットワークの基本部分を設計・試作した。 2)制御因子解析システムの触媒データへの応用 上記のシステムをつぎの2つの事例に応用し、満足すべき結果が得られることを確認した。 (1)平野が昨年度までに評価した固溶型酸化チタン触媒の活性制御因子の解析 (2)酸化物担持ゼオライト触媒の活性サイトの同定の可能性の検証 3)アナターゼ型固溶体の合成と光触媒活性・構造特性の評価 水熱法により各種の金属元素を固溶するアナターゼ型酸化チタンを直接合成し、組成や合成条件が生成物の各種構造パラメータに与える影響ついて検討した。さらに、代表的なアナターゼ型固溶体を用いて、メチレンブルーの分解反応における光触媒活性を評価した。
|
Research Products
(5 results)