2006 Fiscal Year Annual Research Report
ササを原料としたペレット燃料成型とその光触媒担持体の開発
Project/Area Number |
18560777
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
三木 康臣 北見工業大学, 工学部, 助教授 (90209734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 保之 九州大学, 大学院工学研究院, 教授 (70171444)
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Keywords | ササ / 木質バイオマス / 木質ペレット燃料 / 光触媒 / 空気清浄化 / 花粉症 / 空気式太陽集熱器 / ソーラーハウス |
Research Abstract |
本研究では、道内林床に広く分布するササのエネルギー的活用のために、ペレット燃料成型を初めて試み、成型条件と特性について明らかにした。成果は、「太陽エネルギー」や「BAMBOO JOURNAL」に報告された。今後、ペレットの着火性と機械的強度の関係、他の製造方法を前提として、ペレットの流動性と形状等の条件を調査する。また、「オホーツクの森」にて、北海道森林管理局・網走中部森林管理署の協力でササの再生力に関する調査、千葉大学環境リモートセンシングセンターの本多・梶原Grの協力でリモコンヘリによる林床・林外のササの反射率の測定が行われている。 次に、道内河畔域に自生・植栽されているヤナギの剪定枝はローカル資源として重要な位置を占めているが、ヤナギ剪定枝を農地還元と燃料利用の競合する際の基準決定、バイオペレット燃料として利用する際の特性を明らかにし、「太陽/風力講演論文集」に報告された。都市公園樹、街路樹として植栽されているニセアカシアについては、機械学会北海道支部で報告する。実住宅に設置されたFF式ペレットストーブの越冬試験の成果は寒地技術シンポジウムで報告する。 (株)オーエム研究所、矢崎総業(株)と共同開発した空気式ハイブリッドソーラーパネルの成果は「太陽エネルギー」に報告され、標準パネルの効率向上の試みは、オーエム計画(株)のソーラーデシカント冷房に関するNEDO委託研究の中間報告、(株)EOMのソーラーベント【◯!R】で結実し、日本エネルギー学会、日本太陽エネルギー学会で報告される。ペレットの炭化物(あるいは光触媒を担持させた、当面活性炭)を空気式太陽集熱器の集熱材とし、同時に外気の(花粉対策も含めた)清浄化機能を持たせるテーマについては、KAST(神奈川県立科学アカデミー)や本学大型ソーラーシミュレータ下での性能試験を行う。 (799文字)
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Research Products
(9 results)